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恋愛対象ですか??

[9571]  くろーば  2007-06-24投稿
数日後、博也は1人暮らしの私の家にやってきた。教科は無難に英語。数学は私が苦手なのでそれ以外にしてと頼んだのだ。真面目に2時間くらい勉強して、その後少し雑談して、博也は帰った。特に何も起こらなかった。
また数日して、次は私が博也の家におじゃますることになった。私が行きたいなぁと言ったら、本当に家の人に聞いてくれたらしくて、夕ご飯までごちそうになることになった。恐縮はもちろんしたけれど、せっかくのお誘い、嬉しかった。おいしいご飯の後、博也の部屋に行く。今日は雑談しながら勉強して、少し距離が近付いた気がした。私も博也に心を開き始めていて、博也も私にだんだん心を開いてくれていた。 こんなことが何日も続いて、博也と仲良くなるうちに、私はこのままの状態が辛くなった。博也に…抱かれたい。でも駆け引きなんてできるほど私は恋愛のプロじゃないから、ひたすら博也が私を意識してくれるのを待つしかなかった。意識してもらえなかったらそれで終わり。短いようで長かった2か月弱。ある日ふと、博也の態度の変化に気付いた。今日は明らかに集中出来ていない。
「どうしたの?なんか今日は集中出来てないみたい。何かあった?」「…や、特にないすけど…。」その後も博也は上の空だったけれど、結局その理由がはっきりしないまま、私が帰る時間になった。博也は会話しながら、時々黙って、私を家まで送り届けてくれた。「送ってくれてありがとう。じゃぁまた明日練習でね?」そう言うと博也はグッと私を見つめてきた。そして決心したように一言、「杏奈さん、俺のことどう思いますか?」と言った。「…え?!」さすがの私もこの言葉には戸惑った。「俺は杏奈さんが好きなんです。…だから。2つ下なんてガキですか?!」博也は真剣そのものだ。「嬉しい…」「…え?!」今度は博也がびっくりしていた。「私、ずっと博也のことが好きだったのに。」はにかみながら口にした。博也が笑った。「俺も嬉しい…今すげー幸せ。」

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