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つれない御主人様 20

[17966]  2007-07-29投稿
まだ携帯がある!



真衣は携帯を開くと、絶望した。



「誰かに連絡したら日向野を犯人にする。体中の精液をとっとと洗い流せ。俺が犯人だという証拠を見せるな」

山内からのメールだった。
真衣は全速力で体育館の女子更衣室に向かった。
すぐに裸になって、シャワーで割れ目の辺りの精液を中心に洗い流した。

「っはぁ!はぁ!っけほ…!ごほっ…!はぁ!はぁ」

どうやら口の中に精液が纏わりついていたために、うまく喋れなかったらしい。

すぐに体を拭き、制服に着替え、保健室に戻った。



「有沢!お前どこに!!」
藤堂先生が怒鳴った。

「すみません。でも体がベタベタしていたので。シャワーで」
「洗っちまったのか!犯人が捕まった時の証拠だったのに…!」

「いいんです。私………山内くんに謝らないと。この件は私の自作自演です」

「真衣何言ってんの!?」

「有沢いい加減に…………あ、有沢?」

真衣は自分を締め上げている縄を見せた。

「私の性癖です。すみません。」
(日向野くんが助かるなら!)
「体中のベタベタも作りものです。学校でこんなの…いけないのに……すみません!」

理沙とはそれ以来口をきかなくなった。


藤堂先生はというと。

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