官能小説!(PC版)

暁の空 2

[4520]  花ご  2007-09-16投稿
ガラッ

「失礼しまーす…」
「おっ!来たな松沢!!こっちだ!!」

…うわっ!俺この人苦手なんだよなぁー…。

「この本をここに作者別に揃えて入れてくれ!
…え〜と、日野!一緒に手伝ってやってくれ!!」

そう言うと別の通路から
トコトコと眼鏡をかけた奴が歩いてきた。

「松沢を手伝ってやってくれ。」

「分かりました。」

…なん…か。
イヤ。なんて言うか…。
俺…ドキドキしてないか…?こぅ…可愛いって言うか、男なんだけど…やばい。

「松沢?何ボーっとしてるんだ!!早く終わらせろよ!」

「!?あ…あぁ、はい。」

「じゃあ後はよろしくな!頼んだぞ日野!」

「…はい。」

ガラッ

そう言うと先生は俺と日野二人を残して出て行った。


「…あの、始めよう?」

「えっ!?あぁ、うん!!!やるかっ!!!」


二人で本を順番に並べ始めた。

「あの…さ、日野は何で手伝ってんの?」

「俺一年のとき図書委員だったんだ。それであの先生に手伝ってくれないか、って言われて。」

「引き受けたんだ。もう図書委員じゃないんだから、断ればよかったのに…。」


俺はその後も日野と話してる間、ずっと緊張してた。

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