官能小説!(PC版)

暁の空 3

[4350]  花ご  2007-09-16投稿
もうそろそろ作業が終わるってときに、俺は勇気を振り絞って日野の名前を聞くことにした。

「…ひ、日野。お前…名前なんていうの?」

「名前?皐(さつき)。」

「さつき…。(……可愛い)なんか女の人の名前みたいだな。」

「よく言われるよ。松沢は?」

「俺は、暁(あかつき)って書いて、暁(あきら)。」

「…いいなぁ。かっこいい」
「そ、そうかな……あれだよ!さつきも日野にあってて……良いよ!」

「?…ありがとう。」

そう言って日野は笑った。

夕日が図書室に差し込んで日野を照らしてた。

すごく綺麗に見えた。


「(……ぁぁ。俺、日野のことが好きだ。さっき会ったばっかなのに…。なんでこんなに好きになったんだろ)」


「松沢??どうかしたのか…?」

「いや…、何でもない。それより終わったし帰ろっか!」

「うん、そうだな。」




―これが俺と皐の出会い。

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