紫陽花[005]
…困った。普通に考えても、社会人2年目だった私が考えても、ダメだ。教師と生徒が二人きりで、逢うなんて…。それに、陽介に引き込まれないように必死に行動してる意味が無い。
初めて知った時から陽介の視線が苦手で…少し呼吸困難になりそうなドキドキから逃げていたのに…。
ちゃんと断る。…大人なんだから。教師なんだからと、自分自身に言い聞かせていた。20歳の男の子に一喜一憂するなんて…学生の頃もっと恋愛しておくべきだったと変な反省をしていた。
でも、陽介は本当に、私をずっと待ってくれていた。
初めて知った時から陽介の視線が苦手で…少し呼吸困難になりそうなドキドキから逃げていたのに…。
ちゃんと断る。…大人なんだから。教師なんだからと、自分自身に言い聞かせていた。20歳の男の子に一喜一憂するなんて…学生の頃もっと恋愛しておくべきだったと変な反省をしていた。
でも、陽介は本当に、私をずっと待ってくれていた。
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