紫陽花[009]
陽介の舌と唇が私の胸や乳首を這い、柔らかい痛みや苦しい甘い痛みがかけめぐる。…教員室の堅いソファーの上で倒れそうな私を陽介は支えてくれていた。「…俺の心臓…潰れそう…」…こういうこと、慣れているのかと思っていた。少し怯えてるような目の陽介の手を握ってしまった。
その時、教員室の電話が鳴り響いた。…ビクっと私と陽介の動きが止まった。…私は乱れた下着や服を直して電話に出た。「はい。すみません。…もう帰れます。…はい。失礼します。」上司からの業務確認の電話だった。さすがに24時近くまで居たら怒られるよなぁと時計を見て思った。
「…怒られた?」振り向くと子犬のような目で私を心配してくれている陽介が居た。「大丈夫。…帰ろうか。もう遅いし。」「俺、バイクだから送ろうか?…俺のせいだし…」陽介の目を見ないようにしていた。見たら抱きしめてしまう気がした。「大丈夫。電車まだあるし。それに…村上くんのせいじゃないよ。」私のせいだ。振り払えなかった私のせい。…教師と言う立場で大人なねは私なのに…。
その時、教員室の電話が鳴り響いた。…ビクっと私と陽介の動きが止まった。…私は乱れた下着や服を直して電話に出た。「はい。すみません。…もう帰れます。…はい。失礼します。」上司からの業務確認の電話だった。さすがに24時近くまで居たら怒られるよなぁと時計を見て思った。
「…怒られた?」振り向くと子犬のような目で私を心配してくれている陽介が居た。「大丈夫。…帰ろうか。もう遅いし。」「俺、バイクだから送ろうか?…俺のせいだし…」陽介の目を見ないようにしていた。見たら抱きしめてしまう気がした。「大丈夫。電車まだあるし。それに…村上くんのせいじゃないよ。」私のせいだ。振り払えなかった私のせい。…教師と言う立場で大人なねは私なのに…。
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