紫陽花[020]
それから何度もキスを繰り返した。…変な関係。24歳専門学校教師と20歳専門学校生徒が性行為をしたのだ。でも腕枕の陽介のぬくもりがなんだかそれを忘れさせてくれた。
陽介とこれからどうするかなど当時は希望を持たなかった。恋人は私にはその頃居なかったが、また逢いたいなど思わないだろう。1回限りでも私は泣かないだろうし、むしろ、ほっとするかもしれない。ただ、仕事中、思い出さないようには必死になろうと決めた。私を見る目に感じないように…。
二人だけのこの秘密は今も秘密のまま持っている。バレたらお互いのためには良くないことだった。私の友人や陽介の友人にも言えない秘密。
なのに今も二人で逢っていて…言葉通りかどうかは分からないが、愛し合っている。陽介は私を紫織と呼び、私が…村上くん…ではなく、陽介と呼ぶのもいつからだったか。心地いい声は、また、私を淫らにさせていた。
相変わらず私は陽介のあの目にどんどん引き込まれていっている…。
陽介とこれからどうするかなど当時は希望を持たなかった。恋人は私にはその頃居なかったが、また逢いたいなど思わないだろう。1回限りでも私は泣かないだろうし、むしろ、ほっとするかもしれない。ただ、仕事中、思い出さないようには必死になろうと決めた。私を見る目に感じないように…。
二人だけのこの秘密は今も秘密のまま持っている。バレたらお互いのためには良くないことだった。私の友人や陽介の友人にも言えない秘密。
なのに今も二人で逢っていて…言葉通りかどうかは分からないが、愛し合っている。陽介は私を紫織と呼び、私が…村上くん…ではなく、陽介と呼ぶのもいつからだったか。心地いい声は、また、私を淫らにさせていた。
相変わらず私は陽介のあの目にどんどん引き込まれていっている…。
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