官能小説!(PC版)

赤い彗星17

[4234]  うさこ  2007-12-28投稿
「今度の大会、出るの辞めてね。そうしないと、この写真ばらまくね」
 写真を撮っている部員がシャッターを押しながら、笑う。
 俺が出ないと、確実にG中に負ける。
 自意識過剰でもなんでもなく、それは真実だ。
 去年までうちの中学の野球部は、弱小チームだったのだ。
 それを、強豪G中学からライバル視されるまで強くしたのは、俺と葵の力だと思っている。
「嫌だ…ばらまかれるの…嫌…」
「じゃあ、辞退してね」
 G中のキャプテンが、俺の胸に舌を這わせながら言った。
「んっ…あっ…それも、嫌…」
「じゃあ、もっと恥ずかしい写真、撮ってもらおうねぇ〜?」
 俺に指を突き入れていた男が、俺のズボンと下着を脱がした。
 ズッ…
「えっ?やっ…」
 俺の中に、指とは違う物が入る感触がした。
「やあっ…あぁんっ…」
 ズッ…ズブッ…
 男の物が、遠慮無しに入ってくる。
 前からは、キャプテンが俺自身に、舌を這わせている。
「はっ…んっ…だめ…」
 カシャカシャ…
 男をくわえ込み、悦んでいる姿を、カメラに収められる。
「あっ…あぁんっ…こたろ…虎太郎、助けて!」
 快感に負けて、理性が失う前に、俺は来る筈もない男の名前を叫んだ。
「虎太郎って、パパじゃん?ファザコンなわけ?」
 後ろから、俺を突き動かしている男が、笑う。
 俺達の関係がばれた?
「パパと、こんな事やってたりして…?」
 俺から口を離し、キャプテンが、俺を見上げる。
「違っ…」
 ドカッ…
「そんな関係で、悪いかよ!?」
 カギが掛かっている筈のドアが開く。
 そこに立って居たのは、虎太郎だった。

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