友達だよね?
7月中旬のこと。
放課後、私は委員会の当番が終わり帰ろうとしてた。部活は欠席届けを出したし、友達には先に帰ってもらった、気楽だ。
ふと、数学のノートを忘れたのに気付き教室に戻った。
ドアを開けた瞬間、
「う・・汗臭いぃ・・。」
むぁーと空気が男臭かった。野球部の連中が着替えをしていたのだ。
「更衣室ないのー?」
私の席でちゃっかり着替えてるやつに聞いた。
「先輩が陣取っててさ、オレらみたいな後輩ちゃんはここで我慢!」
こいつは、裕介。男友達とでも言うのだろうか。でも、お兄ちゃんみたいに優しい。
「ふーん。がんばー。」
私は、素っ気ない返事をした。
「ちょっ。そこ、あたしんとこだから、ちょいといいかいー。」
返事は聞いてないけど。
机に垂れ下がってる、びしょ濡れのティーシャツを隅に寄せ、ノートを探すべくしゃがんだ。
ガサガサ・・・コロン!
「あ」
のりが落ちた。
しゃがんだ体勢のまま、のりをおっかけた。
その時だ。
放課後、私は委員会の当番が終わり帰ろうとしてた。部活は欠席届けを出したし、友達には先に帰ってもらった、気楽だ。
ふと、数学のノートを忘れたのに気付き教室に戻った。
ドアを開けた瞬間、
「う・・汗臭いぃ・・。」
むぁーと空気が男臭かった。野球部の連中が着替えをしていたのだ。
「更衣室ないのー?」
私の席でちゃっかり着替えてるやつに聞いた。
「先輩が陣取っててさ、オレらみたいな後輩ちゃんはここで我慢!」
こいつは、裕介。男友達とでも言うのだろうか。でも、お兄ちゃんみたいに優しい。
「ふーん。がんばー。」
私は、素っ気ない返事をした。
「ちょっ。そこ、あたしんとこだから、ちょいといいかいー。」
返事は聞いてないけど。
机に垂れ下がってる、びしょ濡れのティーシャツを隅に寄せ、ノートを探すべくしゃがんだ。
ガサガサ・・・コロン!
「あ」
のりが落ちた。
しゃがんだ体勢のまま、のりをおっかけた。
その時だ。
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