狂気の果てに咲く花
冬子はいやらしい少女だった。白いブラウスから透けるブラジャーや、いつも濡れている唇、そして私をじっと見つめる瞳には、中学生には似合わないなまめかしさがあった。私は、そんな冬子に腹をたてていた。今思えば、彼女に腹をたてていたのではない。彼女がいつか他の男に体をひらくことが、いやだったのだ。自分のものにしたかったのだった…。
35歳の私には当然妻子がいた。教師という職業をしているくらいだから、人からは真面目な人間に見られた。だから、まさか私が彼女を、教え子である冬子をめちゃくちゃに辱めて、犯して、壊してしまいたいと思っているとは想像もできなかっただろう。
35歳の私には当然妻子がいた。教師という職業をしているくらいだから、人からは真面目な人間に見られた。だから、まさか私が彼女を、教え子である冬子をめちゃくちゃに辱めて、犯して、壊してしまいたいと思っているとは想像もできなかっただろう。
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