…抱き締めて…
春…私は新しい
制服を着て、
新しい学校の門を
前にした。
大きく入学式と
書いてある看板。
それは、春を感じさせた。
私の名前は大谷宏葉〈オオタニ・ヒロハ>
今年から地元のレベルは
低い高校に通う。
「ひろは〜〜」
「お〜綾野」
綾野は同じ中学で
仲良くしていた。
「同じクラスになれたら
いいねぇ♪」
「うん♪ダネ〜」
クラス表に目を通す…
「1年……1年…あっ!
1組だぁ♪綾野は?」
「綾野はネ〜1年…1組だぁ!!」
運命的にも綾野とうちは
一緒のクラスだった。
クラスに行くと
全く知らない人ばかりで
びっくりしてしまった。
「33…ここかぁ…前かぁ…」
私は席に座り、
クラスを見渡し
顔を伏せた。
でも…私は誰かの視線を
感じ顔を上げた。
また、クラスを見渡す…
でも誰1人として
私を見ている人は居ない。
「気のせいか…」
私はそう思った。
そして、入学式が始まった。
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