堕天使two
「晴妃〜俺とつき合う気になった??」
俺…?
何…言ってるの…?
なんで…こんなの私が知ってる鮎じゃない。
こんな人知らない。
鮎はもっと天使みたいに可愛くて、弟みたいな子だもん。
まさか…まさかこれが本当の鮎なの……??
私はニコニコと微笑む鮎を睨みつけた。
「騙してたの…」
「騙してないよ?だってコレが俺だし」
俺なんて言わないで…
いつも僕って言ってたじゃない……
彼の笑顔は保たれたままだった。
そんな彼とは裏腹に、私の目からは冷たい涙が流れ落ちる。
「帰る……さよなら、鮎」
私はドアに向かって一目散に走った。
しかし、やっとドアに届きそうになったところで私の視界は一転した。
鮎に腕を掴まれ、壁に押し付けられた。
「なにす……ッん!?」
強引にキスをする、私の知らない鮎。
「んっ…ふッ…ぇっ…」
私の目からは大粒の涙が溢れ、口からは嗚咽が零れた。
「晴妃…泣かないで…?」
止めて…
こんなときだけいつもの鮎に戻らないで…
私はもう、鮎を信じられない…。
「離し…て…っ」
「じゃあ付き合ってよ」
「無理だよぉっ…」
鮎は悔しそうに顔を歪めて俯いた。
私は帰ろうとまたドアに向かって歩こうとした。
…が、
「…ごめん」
鮎がその一言を口にし
俺…?
何…言ってるの…?
なんで…こんなの私が知ってる鮎じゃない。
こんな人知らない。
鮎はもっと天使みたいに可愛くて、弟みたいな子だもん。
まさか…まさかこれが本当の鮎なの……??
私はニコニコと微笑む鮎を睨みつけた。
「騙してたの…」
「騙してないよ?だってコレが俺だし」
俺なんて言わないで…
いつも僕って言ってたじゃない……
彼の笑顔は保たれたままだった。
そんな彼とは裏腹に、私の目からは冷たい涙が流れ落ちる。
「帰る……さよなら、鮎」
私はドアに向かって一目散に走った。
しかし、やっとドアに届きそうになったところで私の視界は一転した。
鮎に腕を掴まれ、壁に押し付けられた。
「なにす……ッん!?」
強引にキスをする、私の知らない鮎。
「んっ…ふッ…ぇっ…」
私の目からは大粒の涙が溢れ、口からは嗚咽が零れた。
「晴妃…泣かないで…?」
止めて…
こんなときだけいつもの鮎に戻らないで…
私はもう、鮎を信じられない…。
「離し…て…っ」
「じゃあ付き合ってよ」
「無理だよぉっ…」
鮎は悔しそうに顔を歪めて俯いた。
私は帰ろうとまたドアに向かって歩こうとした。
…が、
「…ごめん」
鮎がその一言を口にし
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