一週間の使用人 3
その夜夢を見た。
『真矢。ずっと隣に居ますから。」
そう言って、睦月が俺の手を握ってる夢だった。
翌朝 当たり前の様に
起こしにきた睦月に
俺の鼓動は早くなっていた
「真矢、起きて下さい。
朝食の準備が整いました」
「………分かった、
先に行ってて。」
どうしよう…
なんか心臓がすごい
ドキドキしてるかも
「顔が赤いですね…?
熱でもあるのでしょうか?」
睦月は俺の額にそっと自分の額をあててきた。
「!!!!!
寝起きだからだよ…!なんもないから先行ってて!」
思わず突き飛ばしてしまった
「…?かしこまりました。
では先に行ってて待っていますので。」
…違う
あんな夢見たから、
ちょっとびっくりしただけで……別に好きとか
そんなんじゃないし
だいたい昨日会ったばっかりだし…。
そんなこと考えながら
俺は睦月の待つ部屋に向かった。
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