あの朝に…12
12
不安を押し殺しながら行くあてもなく歩いていると公園があった。公園の時計を見るとまだ8時…はぁ、お腹減ったな〜。歩くことにも疲れブランコに座る。ブランコなんて何年ぶりだろう、小さい頃よく遊びに連れて行ってもらったな…そんな両親が…また涙が溢れてきた。
にじんだ世界は通勤・通学の人々で活気に充ちあふれ足早に過ぎていく、私だけ取り残されていくようで声を上げて泣いてしまう。
「大丈夫?」優しく低い声が聞こえる、涙を拭い顔を上げると心配そうに私を見つめるスーツ姿の男の人が立っていた。
…続く
不安を押し殺しながら行くあてもなく歩いていると公園があった。公園の時計を見るとまだ8時…はぁ、お腹減ったな〜。歩くことにも疲れブランコに座る。ブランコなんて何年ぶりだろう、小さい頃よく遊びに連れて行ってもらったな…そんな両親が…また涙が溢れてきた。
にじんだ世界は通勤・通学の人々で活気に充ちあふれ足早に過ぎていく、私だけ取り残されていくようで声を上げて泣いてしまう。
「大丈夫?」優しく低い声が聞こえる、涙を拭い顔を上げると心配そうに私を見つめるスーツ姿の男の人が立っていた。
…続く
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