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一週間の使用人 5

[4760]  2008-05-04投稿

「………真矢…。」


しまった…困らせた


「ぁ…ごめん!
今の忘れて、俺何言ってんだろ…寝ぼけてたかもな。」

俺は焦って取り繕った。


「真矢…?」


「ホントにごめん、急に……気にしないで!
俺、もうご飯いいや…
ありがとな。
じゃあ部屋に戻るから。」


馬鹿だなぁ…何やってんだ
勘違いだよ


「真矢!……待って下さい」



「ゴメンゴメン!ホントになんでもないんだ!」


俺は逃げるように
部屋を出ようとした。



「真矢!」―グイッ


俺の手首を睦月が握って
そして引っ張られた

「だからっ!わすれ――…」


一瞬、何がおこっているかわからなかった。


けどすぐに分かった。
今、俺の口は睦月の口によって、塞がれていた。

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