月の吐息 七章
あ〜自己嫌悪…。
授業中だというのにまったく身に入らず(まあ入ったことはないが)頭はさっきの事でいっぱいだった。
あの冷たい手が自分の頬に触れた瞬間、何かが自分の中で弾けて飛んだのだ…まさにショート。
初恋は、香奈ちゃん…小学生んときだろ?
で、去年は勇人の姉ちゃんに失恋して…。結婚しちゃったから仕方ねぇし…てか、なんで男?
男子高で「そういう事」だけはなりたくないと思っていたのに…。
付属の高校の先輩に、変な絡まれ方をされた時もあれば、後輩に告られたこともある。
その時、感じたのは嫌悪感しかなく…男同士という関係は有り得ない…はずだった。
なのに。
月城 零。
まさにあいつに相応しい冷たい名前。
氷の笑顔。
凛とした声。
すべてが、すべてに、
心ひかれている。
性的に惹かれている…?確かに触れられた時、今までの恋にはなかった衝動が、突き抜けた。
抱きしめられたい
キスされたい
…とか。
うわっ!!
俺、変態?
「ちょっと」
へこむ寸前、声をかけられた。
気がつくと授業は終わっていた。
目の前にいるのは…
高橋 涼だ。
委員長がなんだろ?
「話、あるんだ」
勇人がチラッと窺い、日向は大丈夫、というように頷いた。
「なんだよ」
「…あのさ…僕、屋上で見ちゃったんだけど」
!!!
まじかよ!!
「あれって…そーゆー関係って事?」
「ばっ…馬鹿、違う!ただ俺が熱っぽ」「なんだ…違うの?良かった♪」
え?
なんで?
涼はカワイイ顔で(子犬みたいだ、と日向は思う…)ニコッとした。
「そうだよね、日向君ってそういうタイプじゃないもん。良かった…僕、月城先生…オトしたいんだ」
オト…おとしたい、だとお?
「僕、ああいうタイプ、弱いんだ。なんかもうどうにでもしてほしくなるってゆうか…」
うっとりと語る涼を呆然と見つめた。
やばい。
こいつとライバルになるっつーのか?
授業中だというのにまったく身に入らず(まあ入ったことはないが)頭はさっきの事でいっぱいだった。
あの冷たい手が自分の頬に触れた瞬間、何かが自分の中で弾けて飛んだのだ…まさにショート。
初恋は、香奈ちゃん…小学生んときだろ?
で、去年は勇人の姉ちゃんに失恋して…。結婚しちゃったから仕方ねぇし…てか、なんで男?
男子高で「そういう事」だけはなりたくないと思っていたのに…。
付属の高校の先輩に、変な絡まれ方をされた時もあれば、後輩に告られたこともある。
その時、感じたのは嫌悪感しかなく…男同士という関係は有り得ない…はずだった。
なのに。
月城 零。
まさにあいつに相応しい冷たい名前。
氷の笑顔。
凛とした声。
すべてが、すべてに、
心ひかれている。
性的に惹かれている…?確かに触れられた時、今までの恋にはなかった衝動が、突き抜けた。
抱きしめられたい
キスされたい
…とか。
うわっ!!
俺、変態?
「ちょっと」
へこむ寸前、声をかけられた。
気がつくと授業は終わっていた。
目の前にいるのは…
高橋 涼だ。
委員長がなんだろ?
「話、あるんだ」
勇人がチラッと窺い、日向は大丈夫、というように頷いた。
「なんだよ」
「…あのさ…僕、屋上で見ちゃったんだけど」
!!!
まじかよ!!
「あれって…そーゆー関係って事?」
「ばっ…馬鹿、違う!ただ俺が熱っぽ」「なんだ…違うの?良かった♪」
え?
なんで?
涼はカワイイ顔で(子犬みたいだ、と日向は思う…)ニコッとした。
「そうだよね、日向君ってそういうタイプじゃないもん。良かった…僕、月城先生…オトしたいんだ」
オト…おとしたい、だとお?
「僕、ああいうタイプ、弱いんだ。なんかもうどうにでもしてほしくなるってゆうか…」
うっとりと語る涼を呆然と見つめた。
やばい。
こいつとライバルになるっつーのか?
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