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恋するアナウンサー〈番外編〉

[4338]  吉田理  2008-06-12投稿
「最近、変態ジジィの
セクハラはなくなった
のか?」
俺の髪を撫でながら
頬杖ついて宏樹は聞く。
「…ええ、直樹君が、
直江代議士連れてきま
したからね…それから
は落ち着きました」
「はあ〜?せっこーぉ
叔父貴?連れて行った
のかよ?…まったく…
てめーの上司の一人や
二人…てめーの力で
なんとかしろよって
ヤツ?だろに…
超ダッサー!!!」
「直江さん連れてこら
れた日にゃ…うちのよ
うな地銀なんて…?」
「愛情表現歪みまくり
ってヤツ…か?」
「愛情表現ですか〜?
ただの正義感でしょ?
サターンなあなたとは
姿形は似てても…性格
は、180度違いますから
…直樹君は…」
「はん!そのサターン
とニャンゴロしてる
おたくはどーよ??」
「なんなんですかね?
くすくす…」
「…ふっ」
宏樹にしては、珍しく
柔らかく頬笑む。
「なーぁ、冬馬ぁー
ノンケの唐変木(直樹)
なんかやめて僕と付き
合わない?」
「…沖田君はどうする
んですか?」
「アイツ底抜けのアー
パー過ぎて疲れる?」
「…もう白旗あげて、
あなたから好きだと
告白すれば…いいじゃ
ないですか…?」
「絶対に嫌だ?」
「?」

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