alone love 5
数十分後には、二人は車に載っていた。
啓一は、助手席で嬉しそうに流れる景色を眺める真由子を見ていた。
「なぁ真由子?」
「なに?」
「最近俺、夫として何もしてやれてないけど…俺のこと好きでいてくれてる?」
「何かしてもらいたくて一緒になったんじゃないよ。ずっと好きなままだから、安心して。」
「……そっか。」
啓一は真由子の純粋さにすっかりのまれていた。
ここまで心から愛してくれている人に不純な心のまま体での関係は結べない。
まず昔のように体は抜きに純粋に愛すことを思い出さねばと啓一は誓った。
遊園地に着く頃には真由子の方は昔に戻っており久しぶりに満面の笑みを見せていた。
「まだ風船貰えるくらい若く見られてる」
そう言いながら真由子は風船を手に戻って来た。
「あのなぁ、ハタチじゃまだガキと変わらないって」
「じゃあ大人にはいつなれるの?ハタチが境目じゃなくちゃいつ…」
「それは……まぁ、のちのち分かる」
その後は言った本人が子供に戻るほど遊び尽くした。
ジェットコースターやお化け屋敷。
メリーゴーランド、コーヒーカップ。
中でも垂直落下のアトラクションは啓一も言葉を失った。
頂上での眺めから一転、急速落下することを啓一は分かっておらず、心臓が止まりかけた。
「俺を殺す気か…心臓と三半規管にやたら負荷がかかった。」
「それが遊園地の醍醐味。はい、コーヒー。」
真由子はケロッとしていた。
意外にも体力というか根性というか、そういったものはあるらしい。
「観覧車、乗ろうよ。」
「ああ。」
啓一は真由子が遊園地に着いてからずっと観覧車に乗りたがっていることは分かっていた。
快く彼女に賛同した。
<手違いで4話は恋愛カテゴリに掲載してしまいました。>
啓一は、助手席で嬉しそうに流れる景色を眺める真由子を見ていた。
「なぁ真由子?」
「なに?」
「最近俺、夫として何もしてやれてないけど…俺のこと好きでいてくれてる?」
「何かしてもらいたくて一緒になったんじゃないよ。ずっと好きなままだから、安心して。」
「……そっか。」
啓一は真由子の純粋さにすっかりのまれていた。
ここまで心から愛してくれている人に不純な心のまま体での関係は結べない。
まず昔のように体は抜きに純粋に愛すことを思い出さねばと啓一は誓った。
遊園地に着く頃には真由子の方は昔に戻っており久しぶりに満面の笑みを見せていた。
「まだ風船貰えるくらい若く見られてる」
そう言いながら真由子は風船を手に戻って来た。
「あのなぁ、ハタチじゃまだガキと変わらないって」
「じゃあ大人にはいつなれるの?ハタチが境目じゃなくちゃいつ…」
「それは……まぁ、のちのち分かる」
その後は言った本人が子供に戻るほど遊び尽くした。
ジェットコースターやお化け屋敷。
メリーゴーランド、コーヒーカップ。
中でも垂直落下のアトラクションは啓一も言葉を失った。
頂上での眺めから一転、急速落下することを啓一は分かっておらず、心臓が止まりかけた。
「俺を殺す気か…心臓と三半規管にやたら負荷がかかった。」
「それが遊園地の醍醐味。はい、コーヒー。」
真由子はケロッとしていた。
意外にも体力というか根性というか、そういったものはあるらしい。
「観覧車、乗ろうよ。」
「ああ。」
啓一は真由子が遊園地に着いてからずっと観覧車に乗りたがっていることは分かっていた。
快く彼女に賛同した。
<手違いで4話は恋愛カテゴリに掲載してしまいました。>
感想
感想はありません。