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alone love 8

[13555]  2008-06-29投稿
子供はいらないという。
夫婦別々で外泊をしようという。
要は一人になりたいという事だろう。

啓一は真由子から言ってくるまで行為には及ばないつもりだし、真由子も子供はいらないというのだから、その日は何事もなく終わった。

しかし、遊園地に来たことは真由子にはとても運が良かった。外泊のことを切り出せたからだ。
啓一は真由子の本当の部分をまだ知らなかった。
それを悟られずに切り出せた。

翌日には真由子は旅行に出て行った。





真由子の眼前には大きな旅館が聳え立っていた。
同行者などいなかった。

出迎えたのは男ばかりの従業員だった。
真由子は嬉しそうに案内されていった。

着いたのは畳張りの大宴会場だった。

そこで真由子は浴衣に着替えた。
ピンク色の明るい浴衣でところどころ黄色い流線が施されていた。

しばらくすると真由子を囲むように、10人ほど男たちが入ってきた。

その輪は、20人になり、30人近くなり…。

一番奥のステージで司会らしき男が喋った。

「今日お集まり頂いた皆様は最低1泊される方々です。宴会マスコットにエントリーしてくれたマユちゃんと遊びたい方は大宴会場へ!なお、ご鑑賞も可能でございます。」

アナウンス後、40人、50人と男が増え、真由子が見える360゜全てが男で埋まる頃には、100人近くになっていた。

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