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王様と白猫 2

[6064]  2008-06-30投稿

…コンコン!


「王が来られました。」



僕はこの時に部屋に
入ってきた人が王様だと、すぐに信じられなかった。


王様というのだから、
ずいぶん年のいって
髭のはえて、服装も派手でいかにもな想像をしていた



がしかし実際は違い、
20代半ばぐらいの
白いシャツを着た、
整った顔つきの人だった。


「これが、城の前で倒れてた…ていう奴か。」

「はい、ここからの処分は王にお任せいたします。」


どうなるんだろう、
そんな事を考えてた

まさか殺されたりなんかは…


王様がしばらく黙って
こう切り出した



「俺専用の召し使いにする。部屋も今日から俺の部屋だ。」



…話しが解らなかった


「しかし!!!現在王には召し使いが何人もいらっしゃいますし…それに王と同じ部屋で暮らすとは…」


「なら、そいつらには
別の仕事を与える。
これで話しは終わりだ。
おい、そこの白いの。
早速仕事をしてもらう。
早く来い。」

「ぇ……はい。」

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