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alone love 15

[10493]  2008-07-19投稿
しかしこの宴は、真由子には少々キツ過ぎたようだった。
もう腰がガクガク痙攣し続け、ベッドに横たわって優次と話していた。

「結局、私なんか誰も満足してくれない。みんな若妻っていう少し珍しいタイプの女が来たから…。」

「真由子。昔から物事を悪い方に考えるの好くないって言ったろ。」

「優次の何でもかんでも直ぐに首突っ込むクセも好くない。」

二人はにらみ合っていたが、直ぐにお互い吹き出してしまい、笑い合った。

「優次のエッチ。なんでこんなとこ来るの?」

「お前がこんなとこに来るからだろ?」

「答えになってない。」

優次は中学時代から真由子を好きだった。
今目の前に旦那に見捨てられたと嘆く真由子がいる。
あの時からほとんど変わっていない真由子。
女子にも好かれ、男子の中でも一部熱狂的なファンがいた。

「啓一さんだっけ。」

「とってもいい人だよ。不倫しちゃうのは…なんていうか、不可抗力。お仕事ばっかりだもの。気晴らししたくもなるんだよ。」

「お前な…。」

「私じゃ満足させられないのは分かってる。」

「しっかりしろよ。お前、こんなとこに来ちゃダメだ。」

「分かってよ。私だって子供でいたいよ。だけど体が、体が疼いてしょうがないの。人恋しくなるの。……この、1回だけだから…。」

真由子はベッドに倒れ込み、泣き出した。

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