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バレンタインデー 20

[1834]  管理人  2006-02-14投稿
そのあと、うちの親には適当に説明して、俺達は一緒に住む事になった。
さすがに2人分の荷物全部は俺の部屋には置けないので、
佳織の部屋は、荷物を置いたり、バイト先や友達と遊ぶための部屋にして、
俺の部屋で暮らすことになった。
さっそく次の日、俺達は『ひっこし』をして、
筋トレのために置いてあった器具や、大量の本を佳織の部屋に運ぶ。
そして・・・いつのまにかバレンタインデー。朝から俺は無理矢理部屋から追い出された。
「7時ジャストに帰ってきてよ!!」
「了解〜」
あまり金を使いたくなかったので、俺は本屋に行って立ち読みしたあと、映画を見て、
残りの時間は佳織の部屋の掃除に当てた。
最近いろんなやつが遊びに来るので、ちらかっていたからだ。
携帯のアラームが18時55分を知らせる。
俺は掃除の道具を片付け、ちょうど7時に家についた。
「ただいまー」
「おかえり〜♪」
なんだか嬉しそうだ。
部屋のキッチンからは、いい匂いが漂ってくる・・・・。
綺麗にセットされたテーブル、そこにならぶ豪華なディナー。
キッチンにいって、あまっていたおかずに手をつけようとしたら、
佳織が俺の手をピシっと叩いた。
「先に、手洗いとうがいしなきゃだめでしょ!!!」
『ごめんなさい、お母さん』と冗談でいいながら、俺は手を洗って席に着く。
「今日はねぇ〜、きのこのパルメザンチーズ揚げ、シチュー、
鯖のマスタードソース焼き・・・・・・」といいながら、
一流レストランで出てきそうな料理を指差す。
「っはーーー、ほんとおまえすごいな!」と、毎度の事ながら思わず感心する。
佳織に頼りっぱなしな俺、未だに味噌汁とカレーぐらいしかまともに作れない。
それに比べて、佳織は市販でいろいろ楽に作れる『○○の素』も使わずに料理するんだから・・。
おばさん、いい娘さんに育ててくださってありがおうございます、と
心の中で激しく感謝した(笑)。

※2ちゃんねる

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