家族愛 8
「ああ、これ?」
「そうよ。カッコわるい」
襟が中に入り込んでたらしい。
真弓がまるで女房のように整えてくれた。
淡いシャンプーの香りが孝行の鼻をくすぐった。
「お前、お兄ちゃんと違ってきれいにしてるな。やっぱり女の子だ。」
ベッドに座って部屋を見回す。
「当然でしょ?」
と振り向いた途端に整理ダンスのものが床に落ちた。
カシャーン
「ヤダ、あ〜ん」
えらく小さなものが散らばった。
「なんだよそれ」
女子高生らしいカラフルなプラスチックの飾りかなんかだが、孝行には何かサッパリ分からなかった。
「何ってことはないけど、可愛いでしょ?」
落ちたひとつを取ってかざして見せた。まるでビー玉の美しさに魅了された子供みたいな目…
澄んでキラキラしていた…
仕方なく、孝行もしゃがんでいくつか拾うのを手伝う。
一心に拾う真弓…
クッキリと…胸の谷間が…
無防備な子だ…
目をそらそうとするのに…孝行はその美しさについ目を奪われて、とうとう見とれてしまう…
「これで全部かなぁ…」
「そうよ。カッコわるい」
襟が中に入り込んでたらしい。
真弓がまるで女房のように整えてくれた。
淡いシャンプーの香りが孝行の鼻をくすぐった。
「お前、お兄ちゃんと違ってきれいにしてるな。やっぱり女の子だ。」
ベッドに座って部屋を見回す。
「当然でしょ?」
と振り向いた途端に整理ダンスのものが床に落ちた。
カシャーン
「ヤダ、あ〜ん」
えらく小さなものが散らばった。
「なんだよそれ」
女子高生らしいカラフルなプラスチックの飾りかなんかだが、孝行には何かサッパリ分からなかった。
「何ってことはないけど、可愛いでしょ?」
落ちたひとつを取ってかざして見せた。まるでビー玉の美しさに魅了された子供みたいな目…
澄んでキラキラしていた…
仕方なく、孝行もしゃがんでいくつか拾うのを手伝う。
一心に拾う真弓…
クッキリと…胸の谷間が…
無防備な子だ…
目をそらそうとするのに…孝行はその美しさについ目を奪われて、とうとう見とれてしまう…
「これで全部かなぁ…」
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