独り占め No.13
いつのまにか時間がたち、昼休みになっていた。
様子を見に来たノリと一緒に保健室から出るとき、
先生が俺の腕を引き…
「…いつでも来てね。
ずっと待ってるから…。」
そう先生がノリには聞こえないように呟いた。
俺は無言のまま保健室を出た。
「大丈夫だったか?」
「ぁぁ、もう大丈夫!」
「そっか。…………アイツに、何もされなかったか?」
一瞬、心臓が跳ねた。
怪我をして保健室に行ったのに、殆どの時間は先生に抱かれ…、しかもろくに拒まず受け入れていた………
なんて、そんな事実を話せるはずがなかった。
「うん、別に何もされてないよ…。」
微笑みながら言ったけど、上手く笑えてるかな…。
「…ならいいけど。
なぁ、これから屋上行かね?」
「屋上?…うん、いいけど。」
階段を上り、
屋上の古い扉を開けると、
綺麗に晴れた空が広がっていた。
俺たちの他には誰もいない
壁にもたれたノリが
口を開いた。
「隼。………お前、なんかあっただろ?」
様子を見に来たノリと一緒に保健室から出るとき、
先生が俺の腕を引き…
「…いつでも来てね。
ずっと待ってるから…。」
そう先生がノリには聞こえないように呟いた。
俺は無言のまま保健室を出た。
「大丈夫だったか?」
「ぁぁ、もう大丈夫!」
「そっか。…………アイツに、何もされなかったか?」
一瞬、心臓が跳ねた。
怪我をして保健室に行ったのに、殆どの時間は先生に抱かれ…、しかもろくに拒まず受け入れていた………
なんて、そんな事実を話せるはずがなかった。
「うん、別に何もされてないよ…。」
微笑みながら言ったけど、上手く笑えてるかな…。
「…ならいいけど。
なぁ、これから屋上行かね?」
「屋上?…うん、いいけど。」
階段を上り、
屋上の古い扉を開けると、
綺麗に晴れた空が広がっていた。
俺たちの他には誰もいない
壁にもたれたノリが
口を開いた。
「隼。………お前、なんかあっただろ?」
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