出会い系の彼女
「あ…あのぉ…こんなにデブですみません。メールで会うとがっかりしますと送ったんですけど、でも会いたいとメールがきたので」「顔が別人ですね」「二年前に撮った顔だったんで…」二年?そんなので広末涼子似の顔がこんなに変わるのか?女って。でも二年は時効だ!絶対にヤラせてもらって終わりだ!二人とも黙って夕飯を食べる。たまらずに彼女が話をした。「私、こんなだから彼氏もできないし、見合いパーティーでもダメだし、結婚相談所にも入ってるけど全然連絡なくて。後輩にも相談できなくて出会い系に登録したんです。」俺と同じ理由だ。彼女の名前は、とりあえず今は、理沙でいっか。「騙したからには、覚悟出来てるよね?」俺は言った。彼女は黙ってうなづいた。
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