家族愛 44
少し沈黙…
(んじゃ…着替えた方が…)
真弓は遠慮がちな小声で呟いた…
孝行は反応たくない…
それどころか、未練がましく娘を熱い視線で見つめてしまっている…
せっかくここまで来たんだ、などと本気で考えている自分が恐ろしかった。
可愛い娘…
細い肩…
仰向けに寝ていた孝行は身を起こした。
ピクと肩をすぼめて萎縮する真弓…
後ろから…抱きすくめた。
ああ…震えてる…可哀相に…
(…お父さんが…怖いか?)
真弓は動けない…
(お前…可愛いな…)
バスローブのヒモをコッソリ摘む。
胸が苦しいほど高鳴る…
ヒモが緩むのに気付いた真弓は父親の目と、有り得ない父親の手先を交互に見た…不安そうな目が潤んでいた…
(…イケナイ…)
(ソウダネ…オマエノイウトオリダ…)
わかっている…いけないことは…
ヒモは完全にほどけた。
鏡に…二つの膨らみが現われた…
触れば壊れてしまいそうな白い肌…
うなじに唇を触れさせ、バスローブをずらす…
ハラリと細い肩が現われた…
うつむいて震えるか弱い少女…
(んじゃ…着替えた方が…)
真弓は遠慮がちな小声で呟いた…
孝行は反応たくない…
それどころか、未練がましく娘を熱い視線で見つめてしまっている…
せっかくここまで来たんだ、などと本気で考えている自分が恐ろしかった。
可愛い娘…
細い肩…
仰向けに寝ていた孝行は身を起こした。
ピクと肩をすぼめて萎縮する真弓…
後ろから…抱きすくめた。
ああ…震えてる…可哀相に…
(…お父さんが…怖いか?)
真弓は動けない…
(お前…可愛いな…)
バスローブのヒモをコッソリ摘む。
胸が苦しいほど高鳴る…
ヒモが緩むのに気付いた真弓は父親の目と、有り得ない父親の手先を交互に見た…不安そうな目が潤んでいた…
(…イケナイ…)
(ソウダネ…オマエノイウトオリダ…)
わかっている…いけないことは…
ヒモは完全にほどけた。
鏡に…二つの膨らみが現われた…
触れば壊れてしまいそうな白い肌…
うなじに唇を触れさせ、バスローブをずらす…
ハラリと細い肩が現われた…
うつむいて震えるか弱い少女…
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