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家族愛78

[15316]  ザクロ  2009-01-23投稿
母の声が…女に変わり始めるるのが真弓にもわかった。

(裕之のヤツ…)

切なそうだが、もうあきらめた父。

(やっぱり…元になんか)

孝行は真弓を見つめた。
真弓は父の手を握った。

ベランダを抜けて寝室に逃げる涼子を裕之が追う。

ドアは開いてる。

音に移動に気付いた孝行と真弓。手をつないで部屋の様子を伺う…

「ん!…裕之…」

父娘が覗いているのかどうかなんて、今の裕之にはわかっていない。裕之はただ母親の唇を吸う!

ポカンと二人を眺める父娘…
涼子は辺りを伺う。ドアが開いてる!
「裕之…やめなさい…ほら、ドアが開いてるじゃないの」
「構うもんか!…父さんだって真弓と…」

「ダメよ、二人がいるのにそんなこと…」

(わかってる…ちょっとだけ、ちょっとだけだよ)

ベッドに座らせ、裕之は熱いキスを浴びせる。

(ダメ…ダメ…ああ…)

首筋に長い舌を這わせる裕之…

涼子の太ももを恋しそうに撫で回す…

裕之は、唇を完全に密着させた。

(ん…)

……長いキス……長い………

(んフ…)

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