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童顔だからってイジメないで

[4485]  Haru  2009-01-28投稿
僕赤羽祐は高校に入学した。そこは去年まで女子高だったけど今年から共学になった。

でもマンガみたいに入学した男子が僕1人だった!なんてことはなくて……でも一年生198人中男子が11人と超少なかった。

しかも…6クラスに分けられたので男子を均等に分けると1人になる男子がいる…僕だ。

そして入学初日…まずいきなり弱みを握られた…………




「ゆ〜うくん。」
「んん?」
声をかけてきたのは女子の中でも僕が見た感じだと一番Sっぽそうな雪之さんだった。周りにも女子が2・3人いる。

「ゆうくんさ〜すごく可愛いよね〜」
そう。僕はまず背が152センチとかなり小さく顔も童顔である。

「……だったらなに?」
ちょっとむくれて言ってみた。

「ふふっ。ほっぺ膨らましてるのがまた可愛い。」
逆効果だった。
雪之さんがほっぺを指でプニプニしてくる。
そしてそのまま手を後ろに回そうとする。その時手が僕の耳をさすった。

「やんっ!」
つい女子みたいな声を出してしまった。

「あら?どうしたの?もしかして…耳弱いのかな?」
怖いくらいにんまりして雪之さんが笑いかけてくる。

「ぜっ、全然!そんなことないよっ!」
「あらそう……」
更に触ってくる雪之さん。

「んっ!あ…ん…雪之…さん…ダメぇ…!耳だけは…」
耳をいじられるとなんだか力が抜けてしまう。

「ほらやっぱり。耳弱いんじゃない。正直にいいなさい?」
「うぅ…耳は弱いんですぅ……」
「ふふ。じゃいじられたくなかったら言うこと聞きなさい?」
「はい…」

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