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スク水大戦戦記 14

[5699]  たなか  2009-02-21投稿
あたしは周りを見回した。

今まで目の前の敵との戦闘に夢中になっていて、周りの状況が全く分からなかった。

いつの間にか仲間や敵の隊員がそこら中に倒れていた。

「そういえば、真実兵長達は…?」
真実は辺りを見渡した。

すると美奈子上等兵が敵兵と鍔競り合いになっていた。

あたしは迷わず美奈子上等兵に加勢しようとしたそのとき、敵兵が3名ほど美奈子上等兵のもとへ走ってきた。

美奈子上等兵は鍔競り合いで身動きがとれない。

美奈子上等兵は焦った。

そして、3本の銃剣が美奈子上等兵の身体を突くと同時に彼女は
「うぅ! アッ!」
と悲痛な声を上げた。

彼女はゆっくりと沈んでいった。

4人は美奈子上等兵を囲んで、崩れた彼女になおも追い討ちをかけていた。

あたしは
「ワァーーーッ!!」
と声を上げながら、4人目掛けてアサルトライフルを連射した。

4人は一瞬のうちにバタバタと倒れた。

ふと前を見ると、敵兵達の塊があった。

たぶん士官の部隊だろう、あたしは迷わず銃を連射しながら突撃した。

「ワァーーー!!」
あたしはもう捨て身だった。

敵兵がバタバタと倒れている。

そしてあたしはその塊に深く斬り込んだ。

あたしは無我夢中で銃剣を振り回したが、そんなに甘くはなかった。

あたしは瞬く間に人込みの中でグチャグチャにされた。

…痛い
とてつもなく…

さっきあたしが倒した敵兵の気持ちが分かった。

あたしは倒れまいと踏ん張っていた。

身体中に銃剣が突き刺さる。

とうとうあたしは目の前が遠ざかってきた。
だんだん眠くなってきた。

ゆっくりとあたしは寝込んでいった。

まだ敵は攻撃してくる。

あたしはそのまま気を失った。

…気持ち良かった。

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