官能小説!(PC版)

トップページ >> 体験談 >> パーティー [3]

パーティー [3]

[3691]  茉莉子  2009-07-19投稿
大型の白色のワンボックスカーは内部が改造されているようだった。
後部座席が最後部のバックドアまでずらされて、運転席までのスペースは取り外され、床には絨毯が敷き詰められていた。
遮光鏡シールが張り巡らされ外からは車内は全く見えないが中からはそとの様子はよく見える…
「どうぞ。土足のままでソファにお掛け下さい」
宮本さんは、最初からその狙いで駐車場の離れた隅に車を停めてあった。

宮本さんは大型のミノルタのデジカメを持ってソファの正面の床に座った運転席と助手席はハンドル側にスライドさせているのだろう、私と宮本さんの間隔は2m程である
私はソファに座って脚の置き場に困る…。
「今の車って…広いんですね。これで駆け回るんですね。大変ですね」
何か会話をしないと気まずい雰囲気だった。
「これが今までの作品です。ご覧になりますか」
アルバムを見せてくれる
…左右に各一枚、正面から一枚、ソファに横たわって微笑む一枚。一人が四枚に納まっている。
「今までにあなた程の素敵な方は居ませんがね。リラックスして下さい、自然な笑顔で…」
側のクーラーボックスから小型のペットボトルの飲料水を差し出す。
蓋にはキチンとコンビニのシールが張ってあり、捻るとプシュっと音がした。宮本さんは自分も蓋を開けて美味しそうに半分程飲んだ。
私もアルバムをめくりながら冷たく冷えたそれを飲んだ。
美味しかった。
「綺麗な方ばかりですね…私なんか、自信がないわ…年も年だし…結婚してるし…」
「えっ!人妻さんなんですか?」
カメラをいじくる手を止めて宮本さんは真面目な顔をして私を見つめる。
「結婚してますよ私…」
「う、嘘でしょ?私、人妻さん専門なんです!パーティーの時間が近づいて…焦って独身でもいいかと貴女に声をかけたんですよ!人妻には見えませんよ。美容院でもそう言いませんでしたか?」

「お上手ね、宮本さん、私何だか…照れるわ…もう32才ですよ…」
私はホントに照れて赤くなった。
「私は、20代とばかり…思っていました。奥様ですか…結婚して何年?」
「9年になります」
「嘘、嘘でしょ?」
宮本さんはマジに思ったようだ。…内心、悪い気はしなかった。

宮本さんは運転席と自分の背中の間のカーテンを引き個室を作った。

感想

感想はありません。

「 茉莉子 」の官能小説

体験談の新着官能小説

新着官能小説作品

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス