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防犯カメラの女[二]

[2906]  多岐川 栞  2009-08-17投稿
夫は以前はこうではなかった…。セックスでも夫は殆ど毎晩のように抱いてくれた。生理の時でも乳房だけは。…それなりに絶頂を味合わせてくれた。熱い愛の証を膣内に放出してくれた、あの感触。…一度、覚えただけに、こうして、乖離していく気持ちが寂しかった

セックスに不満はある。だからといって志乃は、これまでに浮気をしたことなど一度もないし、たまに、夫がいない夜など自分で慰めることは正直に言えば、あっても。…
ましてや、自分から夫にセックスをねだることは出来る性格ではなかった

夫が社内で昇格し、残業、出張など増えて疲れるのであろう、とも思うしなによりも、それに伴って給料もアップしていくことが嬉しくもあった。
セックスの不満は、納得、妥協というのではない、むしろ「諦め」だった
…それにしても、三ヶ月は酷いんじゃない?あなた…本音を呟いてみる。

夫の予定は狂ったものの志乃は二日に一度の買い物にショッピングセンターへと車を走らせた。
…夫からの電話。…出張の予定が狂う?!…これまでにあったか?…最近…何かが。妻だからこそ臭う何か。…何の臭いだろう…考えながら志乃は
ショッピングセンターの螺旋スロープを昇った駐車場にマジェスタを突っ込んだ。

* * *
店長室の防犯カメラのリモートコントロールを操作しながら猛は女をカメラで追った。…雪が降っているような擦り減った防犯カメラの画面でも女の後ろ姿は肉感的だった

セロリやバセリ、ブロッコリーなどの野菜、その他の商品で正面からの女はワゴンが邪魔して体型は見えない…。何度見てもいい女だ!裸を想像する。くそっ、旦那はどんな奴だ!…女のイキ顔を想像する…。女はまるでカメラを意識したようにゆっくりとワゴンを押す

食料品、洗剤などの日用品をワゴンに入れた後、女はスポーツ用品コーナーで立ち止まった。
テニスラケットを握り、軽く素振りをした。
二、三本を持ち替えて…
ボールも掴んでいる。一つ、二つ、三つ、片手でボール三つを握って見ている…。テニスをやるんだ
絵になる!…相手からのサーブに備えて…脚を開き…尻を振りながらタイミングを計るポーズ!
猛にはもう、ユニフォームなど、着ている物は見えてはいなかった。AV映画の世界に居た。

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