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防犯カメラの女 [?]

[2793]  多岐川 栞  2009-08-18投稿
「私がして欲しいこと?どうしたら楽しいか?…だって、それは。私が償うんですよ。猛さんに対して…すること」
微かにではあるが、志乃は初めて笑った。
「志乃さんの量刑を私が決める、と言いましたよ。刑は志乃さんにとって辛いものでなければならない。それが刑です」
猛は志乃に聞こえるようにゆっくりと言った。
「判ります。ですから私は、どんなことでも…」
志乃も判っている。
「志乃さんは、『死ぬしかない、死ぬ』と言った
逆に言えば、志乃さんにとって、今一番辛い刑は生きること。私は志乃さんに『生き続けること』を命じるんです!」
猛は淡々と言った。
志乃は沈黙する。
「志乃さんが、して欲しい事、楽しい事を教えて貰って、私も何でもする…生き続けて貰います」
志乃はなおも沈黙のまま
「私の力で、志乃さんが楽しくなるなら、感じるなら、生きることが楽しいと言うことになる。生き続けられる!」
猛はアクセルを踏み込み湾岸線を快調に飛ばした
「判決を言い渡す『志乃に生き続ける終身刑を命ず。明後日から夫と共に』以上」
言い終わって猛の大きな笑い声が車内に響いた。
志乃の両目に涙の粒が膨れる。
「…そんな…単純なものじゃない。…でも…思いやりが…嬉しい」
途切れがちに言うと志乃は声を上げて泣いた…。
「償いは、何でもするって言いましたよね志乃さん!従ってくれますね」
猛は念を押した。
「…猛さん…」
猛はそう言う志乃に笑いながら言った。
「志乃さん、刑に服する限り、うちの店で買い物してくれればいい!」…

「志乃さん。償い、判ってくれたね?…じゃ帰ろうか?…Uターンだ」
猛は次の信号を思い切り右にハンドルを切った。
ウインカーを点けて路肩に車を停めて、志乃が手書きの書類を取り出すと
ビリビリと破いて、二、三回ねじって志乃に渡した
「先輩、今後とも宜しく。ダメな後輩だけど…」
スタートさせた。

「猛さん…奥様は?」
志乃が尋ねてくる
「あはは、順序間違えたんですよ!小さなマンション買ったら、結婚資金無くなって…彼女もできない」痛い所を突かれた
「…そう、なんだ…」
志乃の呟きが聞こえた。
「猛さん、私を抱いて!
今夜も明日も…朝まで抱いて!何も考える暇を与えずに…抱いて!激しく…突いて!私も…するから。一人にしないで」

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