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白日夢 【4】

[2481]  講師:匿名  2009-09-22投稿
後ろから男の大きな声がした。
「他人の山に勝手に入り込んで!お前だな、何時も荒らすのは!」
優男の顔に似合わぬ乱暴な物言いだった。
「泥棒とはなんですか!失礼をとおり越してるわ
私はちゃんと秋元さんの許可を頂いています!疑うなら問い合わせて見て下さい!失礼ね!」
帽子の上からタオルで鉢巻きをして、水色の作業服の上下を着ていた。
ジャンバーの上から、確かベストを着ていた

「秋?元?…違うなあ!ここは家の山だ!…間違ってねえか?お嬢さん」
間違ってる?!私は一瞬、ギクッとした。
確かに地図で教えられた訳ではない。しかも、あちこち考えも無しに夢中で歩き回った。
方向など覚えてはいない
さっき、木々の間をすかして見下ろすと見覚えのある村の地形が見えたから遭難をするほどではないにしても…山の厳密な境界線まで判る筈は無かった。

「ちょっと、そのまま待ってろよ!」
男は携帯を取り出すと何処かに電話している。
しばらく呼んで…かっしいな!出ねえ!…呟くと
肩に掛けていたトランシーバーを操作してどこかと話しを始めた。
「あ、俺!…確保!…女…三番?人、居るだろ?…五番が近い…居ない」
男は振り向いて
「お前!幾つだ!年!」
と私に聞く。
私は答えずともいいのに「38!」
ぶっきらぼうに答えた。
男は再びトランシーバーと話し始める。
「38才…それ程でもない…違う!…広い!…五番…待ってる…急げ…先に始める!…バァカ!」

トランシーバーを肩に仕舞いながら
「この先に休憩所があるそこで話しを聞こう!」
先に立って歩き始めた。

崖に突き当たり、岩が庇のように張り出した場所に丸太や板切れで小屋風に作られた家らしき物があった。ドアもあって雨露はしのげる程度か。
ドアを開けると、畳三畳程に30?程の高さでコンパネが敷き詰められていて、その他のスペースは土間になっている。
長椅子が コの字型に三脚…中央にたき火用の丸い油缶。お湯でも沸かせるように蓋が半円、残っていた。

「でな!間違いなく、あんたは泥棒なんだよ!百年前から家の山!警察に行くしかねえな」
私が勘違いしたらしい。
「ごめんなさい。採ったものはお返しします」

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