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きらい嫌いも好きのうち?

[1927]  水無瀬怜奈  2009-11-18投稿
彰久は某老舗ホテルで働いていたのを、爺様に気に入られて半ば強引に家にやって来た。

28歳にしては洗練された物腰に、ずば抜けてかっこいい容姿…テキパキと何でもこなす、超スーパー執事なんだ。

一目で俺は、あいつに心を奪われた。

彰久は俺達兄弟の専属の執事に任命された。。

父さんや爺様にも同じように執事がいる!こんなに執事ね居る家なんか珍しいよな…

まぁうちの家は代々続く名家で華族様や財閥と言った、一族の集まりだった。

曾祖母の可奈婆様なんて、旧華族のお姫様だったて聞いている。天皇家に輿入れだってしている家系だったとか…。

でも彰久は、俺が城島財閥の御曹司だから¨大事¨であって、俺自身には全く興味がないんだ。

大事なのは、いつも兄さんだけ…

いつも…いつも、優しい眼差しを向けるのは…友紀斗兄さんだけだ…

俺じゃ…ない。

そう思ったら、ポタポタと涙が流れた。

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