あなただけに 5
ウインドウショッピングにお茶飲んで、ゲーセンもちょっと引っ掛けて、アタシ達はコテコテのウブなデートを進めていた。
それなりに笑顔も出て、伸二の要望通り妹として甘える真似をしてやった。
ひとしきり遊んで、川原に座った。
「オレ…妹がホントにいたんだよ。」
「へぇ…いたって、過去形じゃない。」
「うん。二年前に死んだ…」
衝撃だけど、割りとアッサリ言ってのけた彼。
「お前ってね、ちょっと似てるんだよね。」
「そう…」
シスコンか…どっちにしてもダシにされてるアタシ…
「あ、だからって代わりにって言うわけじゃないんだよ。」
「じゃあなんでこんな格好させたの?」
「…お前、似合うと思って…」
「あいにくだったね。」
「どうして?…すごく可愛いのに…」
「なんだかんだ言って、シスコンなんでしょ?可愛い妹を抱きたかった…正直に言った方がまだマシだよ。」
…ちょっとキツかったかな…いい男のいい話って…信用できないから、つい…
それなりに笑顔も出て、伸二の要望通り妹として甘える真似をしてやった。
ひとしきり遊んで、川原に座った。
「オレ…妹がホントにいたんだよ。」
「へぇ…いたって、過去形じゃない。」
「うん。二年前に死んだ…」
衝撃だけど、割りとアッサリ言ってのけた彼。
「お前ってね、ちょっと似てるんだよね。」
「そう…」
シスコンか…どっちにしてもダシにされてるアタシ…
「あ、だからって代わりにって言うわけじゃないんだよ。」
「じゃあなんでこんな格好させたの?」
「…お前、似合うと思って…」
「あいにくだったね。」
「どうして?…すごく可愛いのに…」
「なんだかんだ言って、シスコンなんでしょ?可愛い妹を抱きたかった…正直に言った方がまだマシだよ。」
…ちょっとキツかったかな…いい男のいい話って…信用できないから、つい…
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