sena10
(せなを女にしてしまった…まだ二十歳だ…せなが大学卒業したら俺は…)せなが着替える姿を見ている昴。「…佐田さん…私が大学を…卒業したら…結…結婚してくれますか?」せなは真っ赤な顔をして振り向いた。「…せな、卒業する時俺は三十路だよ(笑)せな、せなは…男をまだ知らない…沢山せなに似合う男はいるはずだ。俺は単なるサラリーマンで君は有名女子大で社長令嬢だ…」「…佐田さん、誕生日いつですか?」「えっ…もう過ぎたけど8月31日」せなはそれ以上話さなかった。昴も話さなかった。せなを駅まで送る車の中で「でも、せなを抱いたのは…愛しているから…俺も…俺も…」ハンドルを固く握りしめた。昴はそれ以上言わなかった。せなは一礼するとドアを閉めた。
昴は二週間仕事中ずっとため息ばかりつく…せなのあえぐ姿…自分は、せなを愛している!結婚だってしたい…でも見合う男ではない…でも抱いてしまった…そればかりが頭の中を回る。そんな時だった。「おい、火田コーポレーションの社長から電話だぞ」…高級料亭に呼び出しをされ、恐る恐る「日東商事の佐田です」昴は言った。「入って下さい」火田社長だ。ドキドキしながら障子を開けた
昴は二週間仕事中ずっとため息ばかりつく…せなのあえぐ姿…自分は、せなを愛している!結婚だってしたい…でも見合う男ではない…でも抱いてしまった…そればかりが頭の中を回る。そんな時だった。「おい、火田コーポレーションの社長から電話だぞ」…高級料亭に呼び出しをされ、恐る恐る「日東商事の佐田です」昴は言った。「入って下さい」火田社長だ。ドキドキしながら障子を開けた
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