あなただけに(アヤ編)8
課長から、彼の昇進について相談があった。アタシは迷わず係長に推した。
「しかし、それだと君の上になるよ?」
「構いません」
だって、頑張ってるもん!
課長は一旦アタシの意向を受け取って検討すると言ってくれた。
もうすぐ彼のバースデー。いいプレゼントにもなる。
でも、最近忙しい日が続いて、まともに会えていない。淋しい…
『明日、会いたいな』
無性に彼が欲しくて、アタシはメールした。
すぐに了解の返事をもらって、アタシはウキウキしてしまった。
珍しくスカートを履いて、胸も強調して、できるだけ女の子らしくして出社した。
それがいけなかったのだろうか…
アタシはその日信じられないミスをした。
「どうしたんだ、田丸君、こんなミスして!」
「すみません!」
ミスを取り返すために雄也にも迷惑をかけた。
事態が落ち着いたのは夕方6時頃。それから本業に戻ったから、結局10時を過ぎたのにまだオフィスにいる。
スカート…せっかく…
悲しくて、泣けてきた…
「主任…?」
「…西岡君…今日は…ゴメンネ…」
恥ずかしいけどいい歳してベソかいてるアタシ。
「しかし、それだと君の上になるよ?」
「構いません」
だって、頑張ってるもん!
課長は一旦アタシの意向を受け取って検討すると言ってくれた。
もうすぐ彼のバースデー。いいプレゼントにもなる。
でも、最近忙しい日が続いて、まともに会えていない。淋しい…
『明日、会いたいな』
無性に彼が欲しくて、アタシはメールした。
すぐに了解の返事をもらって、アタシはウキウキしてしまった。
珍しくスカートを履いて、胸も強調して、できるだけ女の子らしくして出社した。
それがいけなかったのだろうか…
アタシはその日信じられないミスをした。
「どうしたんだ、田丸君、こんなミスして!」
「すみません!」
ミスを取り返すために雄也にも迷惑をかけた。
事態が落ち着いたのは夕方6時頃。それから本業に戻ったから、結局10時を過ぎたのにまだオフィスにいる。
スカート…せっかく…
悲しくて、泣けてきた…
「主任…?」
「…西岡君…今日は…ゴメンネ…」
恥ずかしいけどいい歳してベソかいてるアタシ。
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