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まったくもう 8

[2724]  にゃんこ  2009-12-18投稿

良夜。

オタクで、地味な僕の親友。

そんな一番身近な友達と僕はいま、キスをしているのだ。

ひょんな成り行きから。

はだけたシャツの隙間に
手を差し入れる。

唇のなかで踊っていた舌が、ビクッと跳ねた。

「ダメ」

舌が邪魔で「らめ」に聞こえて、僕は何かのスイッチが入ってしまった。

完全にアウトだ。
僕は、親友に欲情している…可愛くて仕方ないと思っている。

「良夜、実地しとこ?」

手が、良夜の小さな粒みたいな乳首に触れる…ビクウッと激しく反応して唇が完全に離れて糸を引いた。

「奏太…?」

疑問符が僕をオカシくしたんだろう。
指が勝手に良夜の粒を摘まんでしまう。
良夜は女の子みたいに、のけぞって「ヤッ…」と喘いだ。

「良夜、感じてんの?」

乳輪を指でなぞる。
前にみたAVでやってた。
良夜は女優顔負けに喘いでいる。

「アア…ヤア…俺、ヤバいよう…」

「ヤバい?…良夜、可愛い…」

ついに言ってしまった。

でも実際、可愛い。
好きも嫌いもなく、単に可愛い。

自分の指で感じてくれる相手を無性に可愛いと思うのは、自然なことのように思う。

…たとえそれが、親友であっても。

正常な思春期の男の子が正常な対象ではない相手に欲情している。

これも仕方ない。

全て、運命のイタズラ。

…。

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