snow love 20
「ちょ、ちょっと待ってくれ。どうしてそうなるんだよ?俺、新島に呼ばれてんだろ?だったら…。」
「そっか、そうだよね。ごめん。変な事言って…。」
なんだか三春の様子までおかしいことに倉真は気付いた。
「澄越?…なんかあった?」
「そっちこそ。こんな時間にどこにいるのさ。」
「いや、たまたま家にいなくて。」
「そう……。」
しばらく沈黙があり、三春は言葉を続けた。
「…美月先生の家?」
倉真は目を開いて驚いた。
美月をちらっと見やると、既に気持ち良さそうに眠っていた。
「……。なんだよそれ?なんで俺が先生の家に…。」
「今日、私誕生日だったんだ。」
「え?」
「私、今日ある人に告白しようと決めてたんだ。でも、その人の家でずっと待ってたけど、その人は帰って来なかった…。」
「何言って……。まさか、俺なのか?」
三春の声は微かに震えていた。
そして精一杯の明るい声で倉真に告げた。
「倉真くん、大好き!私、あなたのことが大好きだよ。」
三春は言い終わるなり泣き出した。
「大好き」が、あまりに虚しく、軽い言葉になった。
意味を成さない告白をさせた罪悪感が倉真を襲った。
「そっか、そうだよね。ごめん。変な事言って…。」
なんだか三春の様子までおかしいことに倉真は気付いた。
「澄越?…なんかあった?」
「そっちこそ。こんな時間にどこにいるのさ。」
「いや、たまたま家にいなくて。」
「そう……。」
しばらく沈黙があり、三春は言葉を続けた。
「…美月先生の家?」
倉真は目を開いて驚いた。
美月をちらっと見やると、既に気持ち良さそうに眠っていた。
「……。なんだよそれ?なんで俺が先生の家に…。」
「今日、私誕生日だったんだ。」
「え?」
「私、今日ある人に告白しようと決めてたんだ。でも、その人の家でずっと待ってたけど、その人は帰って来なかった…。」
「何言って……。まさか、俺なのか?」
三春の声は微かに震えていた。
そして精一杯の明るい声で倉真に告げた。
「倉真くん、大好き!私、あなたのことが大好きだよ。」
三春は言い終わるなり泣き出した。
「大好き」が、あまりに虚しく、軽い言葉になった。
意味を成さない告白をさせた罪悪感が倉真を襲った。
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