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偽善者博士と女の子になったおじいちゃん4

[2388]  クート  2010-03-08投稿
老博士と部下三人はモニターを眺めていた。勿論、富継の痴態を映した隠し監視カメラを通してのリアルタイム映像だ。 「間違いない、あの様子じゃとあの娘の脳みそは爺さんのに変わっとる」老博士は嬉々として言った。 「そうですね、間違いないですわ」 と、 アラフォー助手の冴子。「正確に言うと、お互いの脳の記憶、性格、知識等の全てを互いの物に作り替えている。脳細胞自体は替わらないから、使い方次第では永遠の命も可能。メカニズムは私には理解出来ない部分も多いのですが、人類史上最上の天才的発明です」老博士の性格的なものには馴染めない部分もある冴子ではあったが、天才的な老博士の能力を心から尊敬していた。 「ワシさえ永く生きておれば不死の薬もタイムマシンも、更には宇宙の果てまで行く事さえもいずれは可能になるのじゃ。多少の犠牲者は出してしまうが、永い意味での人類の繁栄を考えれば仕方がないじゃろうな」自分の悪行を正当化しなくてもいいのに、と思いながらも冴子は「そうですね」と相槌をうった。
「それより― 」老博士はモニターへと視線を戻した。「そろそろ次の計画へと移ろうかいのぅ」 「本当にアレを実行に移すのですか? そこまでしなくても良いような気もするのですが… 」 冴子の表情が強張っている。 「データを採る為には必要な計画なんじゃ、絶対に外す事は出来ん!」
そう力強く言いながらも厭らしい表情の老博士。それを横目に、冴子は女性的な嫌悪感を露にする。 「レイプがですか?」
「そうじゃ、それもただのレイプじゃない、ワシの発明品によって通常の何倍もの快感を得て男どもに犯されるのじゃ。本人にしてみれば最高の幸せじゃろうて」
「お言葉ですが、自分の意思に反して男に犯されるなど、嫌悪感以外の何物でもないと思われるのですが? 特に元々が男性な訳ですし」 老博士はニヤリと笑い、冴子の言葉をかわした。「そうかいのう、ワシはそう単純な事ではないと思うんじゃが。まあ試してみれば、どちらが正解か分かるじゃろう」
そう言うと老博士は無表情で立っているノッポの助手― 勝男の方へ目を向けた。
「勝男が何やら面白いシチュエーションを考えてるみたいじゃから、無下には出来んよ」
カッカッカッと、老博士は高笑いをした。

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