偽善者博士と女の子になったおじいちゃん18
「〈赤〉の座薬でエエかの?? 」
老博士が嬉々として言った。
「〈青〉で充分です? 」
「そうかい、残念じゃのう、〈赤〉の座薬の方が媚薬効果が出やすい筈なんじゃが? 」
「… ?」
やっぱり止めようかな、という表情の冴子だった。
「冗談じゃ、冗談じゃ? ほれっ、この〈青〉の座薬を使ってくれるかのう」
言って老博士は、プラスチックのケースに入った〈赤・青・黄〉の座薬を、冴子に手渡した。
「ここでお尻の穴に、プチュっと入れてくれるかいのう、ヒッヒッヒッ? 」
「御手洗いに行って来ます?? 」
「あ〜、それは駄目じゃ。ほんとに入れたかどうか分からんじゃろが? 」
「心配ご無用です?? 」
冴子はさっさとトイレへと去って行った。
(わかっとるよ、冴ちゃんは生真面目じゃ、絶対に嘘はつかん。必ず〈青〉の座薬を入れよるじゃろう。じゃが、冴ちゃんに渡した〈青〉の座薬は、実は〈赤〉の座薬の2倍もの媚薬効果があるんじゃ、それに耐えられる人間など一人もおらん。必ず自分から、「犯してェ〜」って叫ぶようになる。しかもあの特別製の座薬は避妊効果が無いんじゃ、ヒッヒッヒッ????? )
冴子が戻ってきた。座薬を入れた躊恥心に少しだけ顔が赤みを帯びていた。
「ささ、この特別席に座って? 」
老博士はモニターの前の席を冴子に勧めた。
「結構です、いつもの様に立ってます」
「そう言わんと、モニターを見て興奮して貰わんといけんからのう? 」
老博士は押して冴子を座らせた―――
冴子は男女が絡み合う痴態を無表情で見ていた。もちろん興味はなく、馬鹿げた行為に虚ろだった。
だが、やはり、その時はやって来た?
最初は身体の火照りだった。
それからグルリと辺りの景色が回転した。
座っていても平衡感覚を保てているのかどうかが分からなかった。
冴子は生唾を飲み込んだ。ヤバイ? 冴子の全ての細胞が、そう伝えていた。
汗ばむ、それと同時に潤う筈のない己の秘部が濡れている事に気づいた。
(大丈夫だ… 私は乱れたりなんか絶対にしない? 身動きひとつしないわ、吐息ひとつも洩らさない? )
モニターから富継の激しい喘ぎ声が聞こえる。冴子は耳を塞ぎたかったが、動揺している自分の姿をさらけ出したくなかった。
そして、最初の大きな波が押し寄せてきた――
老博士が嬉々として言った。
「〈青〉で充分です? 」
「そうかい、残念じゃのう、〈赤〉の座薬の方が媚薬効果が出やすい筈なんじゃが? 」
「… ?」
やっぱり止めようかな、という表情の冴子だった。
「冗談じゃ、冗談じゃ? ほれっ、この〈青〉の座薬を使ってくれるかのう」
言って老博士は、プラスチックのケースに入った〈赤・青・黄〉の座薬を、冴子に手渡した。
「ここでお尻の穴に、プチュっと入れてくれるかいのう、ヒッヒッヒッ? 」
「御手洗いに行って来ます?? 」
「あ〜、それは駄目じゃ。ほんとに入れたかどうか分からんじゃろが? 」
「心配ご無用です?? 」
冴子はさっさとトイレへと去って行った。
(わかっとるよ、冴ちゃんは生真面目じゃ、絶対に嘘はつかん。必ず〈青〉の座薬を入れよるじゃろう。じゃが、冴ちゃんに渡した〈青〉の座薬は、実は〈赤〉の座薬の2倍もの媚薬効果があるんじゃ、それに耐えられる人間など一人もおらん。必ず自分から、「犯してェ〜」って叫ぶようになる。しかもあの特別製の座薬は避妊効果が無いんじゃ、ヒッヒッヒッ????? )
冴子が戻ってきた。座薬を入れた躊恥心に少しだけ顔が赤みを帯びていた。
「ささ、この特別席に座って? 」
老博士はモニターの前の席を冴子に勧めた。
「結構です、いつもの様に立ってます」
「そう言わんと、モニターを見て興奮して貰わんといけんからのう? 」
老博士は押して冴子を座らせた―――
冴子は男女が絡み合う痴態を無表情で見ていた。もちろん興味はなく、馬鹿げた行為に虚ろだった。
だが、やはり、その時はやって来た?
最初は身体の火照りだった。
それからグルリと辺りの景色が回転した。
座っていても平衡感覚を保てているのかどうかが分からなかった。
冴子は生唾を飲み込んだ。ヤバイ? 冴子の全ての細胞が、そう伝えていた。
汗ばむ、それと同時に潤う筈のない己の秘部が濡れている事に気づいた。
(大丈夫だ… 私は乱れたりなんか絶対にしない? 身動きひとつしないわ、吐息ひとつも洩らさない? )
モニターから富継の激しい喘ぎ声が聞こえる。冴子は耳を塞ぎたかったが、動揺している自分の姿をさらけ出したくなかった。
そして、最初の大きな波が押し寄せてきた――
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