snow love 54
「なによぉ…!私は、私は君人の仇をとりたかっただけなのに…!」
涙を零しながら、意を決して出口に走ったが、同時に男たちの人波が三春めがけいっせいに動き出した。
「ひぃい!!やめて!!触らないで!!そんな!!わた…しは!!ぁあ!助け…。」
男たちの波に呑まれ、三春は見えなくなった。
美月の前に氷牟田が立った。
「先生、邪魔はいなくなりました。ゆっくり楽しみましょうか。」
氷牟田は全てを分かった上で、全てを利用していたのだった。
そもそも、三春が律子の家に援助交際に出入りしているという情報も誰よりも先に氷牟田は知っていた。
ほとんど寝ていると思われている氷牟田を気にする者は誰もおらず、三春と美月の間に深い因縁があった事も全て教室で三春、利香、佳乃が勝手に喋っていたために手に入れた情報だった。
あとは計画を追っていけば今度は美月が勝手に過去を喋ってくれた。
この事実を伝えれば三春は自分が意味無く罪を重ねていることに気付くと思われたが。
逆上し、美月にさらに仕打ちを加えようとしたため、やむなく実力行使に出たわけだった。
「まったく愚かの一言ですよ。男子全員をコントロールした気でいたんですかね。
男子生徒らがこんな美味しい話を逃すハズがない。
まぁ美月先生は僕一人のものですけど。
まったく、男性教師方には困ったものです。この計画をやりたければ一人一回、美月先生とさせろって言うんですよ。」
「氷牟田くん何を…?」
「何って、やっとこれで学校中の男たちが一つにまとまったんで。お祝いに先生とさせて下さいよ。」
涙を零しながら、意を決して出口に走ったが、同時に男たちの人波が三春めがけいっせいに動き出した。
「ひぃい!!やめて!!触らないで!!そんな!!わた…しは!!ぁあ!助け…。」
男たちの波に呑まれ、三春は見えなくなった。
美月の前に氷牟田が立った。
「先生、邪魔はいなくなりました。ゆっくり楽しみましょうか。」
氷牟田は全てを分かった上で、全てを利用していたのだった。
そもそも、三春が律子の家に援助交際に出入りしているという情報も誰よりも先に氷牟田は知っていた。
ほとんど寝ていると思われている氷牟田を気にする者は誰もおらず、三春と美月の間に深い因縁があった事も全て教室で三春、利香、佳乃が勝手に喋っていたために手に入れた情報だった。
あとは計画を追っていけば今度は美月が勝手に過去を喋ってくれた。
この事実を伝えれば三春は自分が意味無く罪を重ねていることに気付くと思われたが。
逆上し、美月にさらに仕打ちを加えようとしたため、やむなく実力行使に出たわけだった。
「まったく愚かの一言ですよ。男子全員をコントロールした気でいたんですかね。
男子生徒らがこんな美味しい話を逃すハズがない。
まぁ美月先生は僕一人のものですけど。
まったく、男性教師方には困ったものです。この計画をやりたければ一人一回、美月先生とさせろって言うんですよ。」
「氷牟田くん何を…?」
「何って、やっとこれで学校中の男たちが一つにまとまったんで。お祝いに先生とさせて下さいよ。」
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