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母の遺言(二十)

[3496]  バツイチ女  2010-05-02投稿
白いカサブランカ、赤いバラ、カスミ草など豪華な洋花の花束だ。
私は花束を食堂と自分の部屋に飾った。
家の中に豊潤なカサブランカが薫った。

紙袋の一つには「夜」の衣類が四着、どぎつい色合いの…顔が赤らむ色彩だ
しかし、何れも「絹製品」の表示がされている高級品で、中でもエッチなのは、拡げれば畳二枚もありそうな純白の布地の真ん中に穴だけが開けられたポンチョ風の衣類だ。
あとは、真っ赤な襦袢、卑猥な紫のロングドレスタイプの寝巻などであった。

もう一つの袋は、電動器具、大人のおもちゃ、エッチな避妊具、下着、ローションなどがどっさりと入っていた。電気マッサージ器の他、エゲツない形の玩具…

私は入り口ドアに鍵を掛けた。
裸になった。
気に入ったポンチョ風のモノに首を通してみた。
絹の肌触りは心地いい。
首周りが僅かにVの切れ込みになっているから前後は判る。なるほど、適当な位置の左右に紐が付いている。
姿見に写してみる。
乳首の位置や陰毛まで透けて見える程に薄い。
何となく、卑猥な気分になるものだ…
乳首が絹に擦れて勃起してくる。
慌ててそれを脱ぎ捨てて赤い襦袢を羽織ってみる
羽衣のような白い帯をしどけなく締めて見る…
胸をはだけ、乳首ギリギリまで露出してみる…
自分ながら、中々、色っぽい…

私は大人のおもちゃに関しては、あまり興味はない。男性が私に対して使う分には拒否はしないが自分から使おうと思ったことはない。
いずれにしても、男性性器に似た形で女の体内に埋め込んで使用すると言う概念があって…それなら、実物に勝るものはないと思うからだ!
結婚当時、相手が趣味がありかなりのものは私の体に使われた。
お芝居で感じる振りはしても快感を得たことは一度もない。
やはり、あの温かさ、機械的ではない硬さと動き、感情の高まりに比例して怒張する男のペニスに勝るものはない。

そこまで考えた時点で、ふと、大きいと言う今夜の相手は…どのくらいなのだろうか…と不安に似た疑問に行き着いた!
紙袋を覗き込む!
幾つかの玩具を取り出した…これくらいか?いやこれか?…一番太いこれか?…太さを弄ぶ。

ベッドの横に姿見鏡を運んだ。立て膝をした股間が見える角度に調整した
新品のゼリー容器を開封して、液を垂らし股間に塗った…
振動はさせず、大型バイブを宛がった…。

「これが…入れば……」

と、思う……。

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