官能小説!(スマートフォン版)

トップページ >> にゃんこ の一覧

にゃんこ の投稿された作品が84件見つかりました。

  • 1
  • 2
 
  • 遠い日の唄 3

    …。………。なんか、視線を感じる。振り返ると、やたら寂しそうな顔した少年が見つめていた。 まさに捨て猫。ぶかぶかのダッフルコートが妙に侘しさに拍車をかけている。…だあ〜もう!! 俺はツカツカと来た道を戻った。ほんの少し戸惑った少年は、あの、とか呟いている。「行くとこあんの?」だんまり。それが全てを物語る。俯いた目が僅にうるんでいて、微かに胸が痛んだ 「…少し、付き合う?」「えっ」警戒してんかな?
    にゃんこ  [2,842]
  • 遠い日の唄 2

    その少女だか少年だかは俺が揺するとボンヤリした目で瞬きを繰り返した 「おい、大丈夫か」問いかけに、ハッとして俺を見上げる。「…ここは…貴方は誰ですか?」おいおい(´Д`)大丈夫か、こいつ。「俺は…通りすがりだけどな、こんなとこで寝てたら死ぬぞ」それはシャレじゃない。ふわふわしていた雪は今やかなりの勢いだ。で、声からするとコイツは男の子らしい。…ちっ(笑) 「起こして貰えますか」消えてしまいそうな
    にゃんこ  [2,640]
  • 遠い日の唄 1

    出逢ったのは雪がふる寒い夕方。俺は正月を控えた自宅の意味不明な慌ただしさが嫌で、ジュースを買う名目でふらふらさ迷っていた。大掃除が嫌で抜け出したからには、しばらく戻れない。 と、鉛色した分厚い雲からチラリチラリと雪が降りてきた。なんてこった。参ったな。 俺は当初の目的である自販機に近づき、ホットコーヒーを買うことにした二百円入れて、釣りを取ろうとかがんだ時、うずくまる影に気づいてギョッと固まる。
    にゃんこ  [3,231]
  • まったくもう 13

    『今日のこと、絶対に俺達だけの秘密な』と念を押して、良夜は帰って行った。当たり前だろ、と笑って帰して…この胸の痛みの処理に困る僕。次の日 良夜に会うのが怖かった…避けられたりしたら…だが、良夜は笑って肩を叩いた。「なあ、ミクたんのOVAがさあ…」なんて言ってくる。なかったことになってたその方が辛い、なんて僕は思っていた。良夜の唇や、触れてキスした髪や、首筋を見てしまう僕は…。いや、忘れなきゃ…。
    にゃんこ  [3,074]
  • まったくもう 12

    …。冷えていく身体と、テンション。僕はイッたあと、良夜の頭を腕に乗せた状態…つまり腕枕したまま半裸でコタツに入っていた。 横にいる良夜を見ると、長い睫毛を伏せている。寝ているのか、起きているのか…。下がった体温を感じながら、呆然としてしまう。 なんだったんだろう? 本当に僕らは…あ、あんなことしちゃったんだろうかっ? あの時は妙に積極的だったのに今はどうしていいか解らない。どうしよう…。 良夜の
    にゃんこ  [3,359]
  • まったくもう 11

    僕は自身にもついているソレに対しての嫌悪感はまったくなく、そっと手を伸ばした。 びしょ濡れのソレを軽く上下に動かすと、良夜の息があがっていく。 ふと意地悪がしてみたくなってきた。 手を止めて、耳元に囁いてみる。 「良夜…なあ、腰振って自分で動かしてみて?」良夜はイヤイヤする子供みたいに首を振る。僕は暫く緩やかにソレを上下させたあと、ピタリと動かすのをやめてみた 良夜は呻いて、身体をくねらせる。
    にゃんこ  [4,236]
  • まったくもう 10

    ン…ハアッ…ンッッ… 小さいあえぎ声が、妙にいやらしくて僕は我慢が出来ないとこまで来ていた。 制服の黒いズボンのチャックに手をかける…が、さすがに躊躇う。いいのか? まずくないか? これはもはやキスの実施を越えてるよな? だが、指はチャックのツマミを引き下げにかかっている。 そっか、もう自分の理性は飛んでいるらしいや。 唐突に、良夜の右手がその手を止めた。 僕を見上げる目が、明らかにうろたえてい
    にゃんこ  [3,791]
  • まったくもう 9

    だが。 僕だって『初めて』なわけだ。 こ、この先どうしよう。 あ、そうか…女子とはやってても男子とは初なわけだから、多少ぎこちなくても…。僕の意識が戸惑いの領域に差し掛かり始めたとき、良夜が「奏太?」と恐々呟いた。その口調は確実にいつもの良夜ではなく…どうにでもなれ、と始めたこの行為が…なんとゆーか、どうにかしないとに切り替わった。限りなく優しく、良夜にキスしてコタツをおしやりつつ押し倒した。初
    にゃんこ  [2,936]
  • まったくもう 8

    良夜。オタクで、地味な僕の親友。 そんな一番身近な友達と僕はいま、キスをしているのだ。 ひょんな成り行きから。 はだけたシャツの隙間に手を差し入れる。唇のなかで踊っていた舌が、ビクッと跳ねた。「ダメ」舌が邪魔で「らめ」に聞こえて、僕は何かのスイッチが入ってしまった。 完全にアウトだ。僕は、親友に欲情している…可愛くて仕方ないと思っている。 「良夜、実地しとこ?」手が、良夜の小さな粒みたいな乳首
    にゃんこ  [2,729]
  • まったくもう 7

    僕だって地味だけどいっちょまえの男子だ。 アダルトサイトで見たことある知識をフル動員して、良夜の唇を征服しにかかった。 いかにも手慣れた風じゃなきゃダメだ。 これは命懸けの挑戦だと言える。 男のプライドの問題…だから。 良夜が固まってる。反射的に押し退けようとした腕を、僕は押さえつけていた。柔らかい唇に、強引に舌を入れる。 顔を背けた良夜に、言ってやる。 「口で説明したって、限界あるだろ?」良夜
    にゃんこ  [2,460]
  • 1
  • 2
 
利用規約 - サイトマップ - 運営団体 - PC版へ
© TagajoTown 管理人のメールアドレス