官能小説!(スマートフォン版)

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ニャンコ〜意外と長くてスイマセンでした(>_<)個人的には書いてて楽しかったです〜!mixiでの広がり嬉しい限りです、気になる方は是非遊びにきて下さいね☆ ではでは…☆☆ の投稿された作品が233件見つかりました。

 
  • それぞれの明日 20

    12月20日 俺が目覚めて丁度20日。 圭が来なくなって3日。 俺が退院するのはあと5日 体力もついてきたし、もう普通に歩ける時間が延びたし。 勉強は追い付ける。 悠がマメに来ては教えてくれていたから。 圭が来なくなって、3日。 悠が、ノートをしまった。誠司はいない。 俺がそれを指摘すると悠は微笑んだ。 「誠司は心配していたんだよ、君に逢えば僕の気持ちが動くんじゃないかって。でも大丈夫、気づいた
    にゃんこ  [1,019]
  • それぞれの明日 19

    全てさらして、沈黙する圭に俺は何て言えばいい? もともと仕組まれた出会いで、駆け引きで、敵だ。 厄介払い…いまなら出来る…。してしまえ、と俺のどっかが囁く。 弱味を見せた人間を側に置いておくとお前はどんどん弱くなる。 悠が、いい証拠だ。 寂しいという感情を悠が引き出した。 圭はこの先、お前にどんな感情を植え付けると思う? …違う…。 俺が怖いのは…。 すがることだ。 すがって振り払われることなん
    にゃんこ  [1,113]
  • それぞれの明日 18

    「せめて許してくれ」…? 「朋子がお前にした仕打ちを。考えてみれば生死をさ迷ったんだもんな。俺も精神的にお前を追い詰めたんだし…」「バカじゃねえの?」俺はベッドにバフッと体を預けながら吐き捨てた、 「許すも許さないもねえんだよ、俺らは。初めからそういうんじゃねえんだ。俺は早川を信頼なんてしてなかったし、早川だって俺を憎みこそすれ、本当に愛したりはしてなかったんだぜ?俺を利用しようとして、利用され
    にゃんこ  [916]
  • それぞれの明日 17

    「詳しいな。随分調べたんだ…暇人」悪態にほっとした表情の圭…なんで心配するフリなんかすんだよ? 殺したいくらい憎いんだろうが。 「まあ、確かに暇だからな…興味あったし。日記に書かれてたお前のことが」…! んだよ、今日は…厄日か? 顔色を変えた俺にニヤリとしてみせる。 「お前のこと困らせて苦しめたいって書いてあったよ朋子…あいつ、思い込み激しくて被害妄想気味なとこあったからな。日記を警察に見せても
    にゃんこ  [827]
  • それぞれの明日 16

    ぐらぐらする、胸を鷲掴みにされて引き倒されたような感覚が、ようやく退いていった。 俺は乱暴に、力の限り圭を突き飛ばした…情けない全力。 圭に痛みを与えることさえできない…いや、痛かったのか? 傷ついたような顔してやがる。 「大丈夫か?」「うるせえ、構うな。俺に触れたら警察呼ぶ。お前の素性明かせばもう来れなくなるぜ」…大体、なんで俺はそうしないんだ? ゲームだからか? ならここらでもう終わりにしな
    にゃんこ  [908]
  • それぞれの明日 15

    「嫌だね」圭は意外そうに眉をあげてみせた。 まるで敵前逃亡した兵士を嘲笑うように。 なんとでも思えばいい。 「…じゃあ、君のところまで連れてきてやろうか?たまには親子水入らず…」…目の前が唐突に暗くなって息が出来なくなった。 呼吸が意思に従わない。 待て、落ち着け。待て…待って、嫌だ。 思い出すな、飲まれるな。嫌だ…助けて。 あいつが…あいつが俺に触れて、髪をひっ捕まれて服を…。 暗闇が足元に口
    にゃんこ  [1,171]
  • それぞれの明日 14

    圭が現れたことで、退屈な生活に変化が起こる。 例えば悠と圭。 視線が意味ありげに絡む。お互い警戒してんだろ? 誠司は最初ほど俺を意識していない。圭とも仲良くなりつつある。 俺と圭。 素性をあっさり吐いたってことはいきなりなんかしようって訳じゃねえんだな。圭が俺の頭んなか覗いたように問いかける。「アキヒト君は将来何になりたいの?」「官僚」圭は笑う。 「だよね、医者や弁護士みたいな人を救う仕事なんて
    にゃんこ  [1,515]
  • それぞれの明日 13

    こんなキスは、前にしたことがある。 俺から悠に、警告のキス。同じ味がするなあ…愛情のない冷たい味。 「ってえ!」俺は思い切り唇を噛んでやった。男の口端に滲む赤い液体。 俺の唇にも。 舐めると鉄の味がする。 「俺にキスしちゃうなんて脅しのつもり?兄さん」「倉田。倉田圭。いや、ふざけただけ」違うね。 あれは宣戦布告だ。 「まあいいや。あんまり付きまとうとケーサツ呼んじゃうよ…ね、圭さん」「…またな、
    にゃんこ  [1,453]
  • それぞれの明日 12

    「…何の話?」…こいつ、誰? 男は笑って、俺の正面に来た。その目は笑っていない…見透かすように、鋭い。 「俺はね、お前が殺した早川先生の甥っ子だよ」…なあるほどね? 警察もなにやってんだよ。 俺にこーゆーのが近づかないようにするのが役目だろーが! 「で?俺にトドメを指しに来たわけですか?」「お前、なあんとも思ってない?朋子が死んだこと」俺は逆撫でするのをわかってて、ニヤリとした。 俺を殴ればコ
    にゃんこ  [1,352]
  • それぞれの明日 11

    初対面で、言ってくれんじゃん…。 「そうですか、じゃ、僕は忙しいんでね」構ってられっか、こんな変なやつ。 茶髪兄ちゃんはオイオイ、と俺の車椅子を掴みやがった。「ケガさせといて名前も聞かないのかよ?」「…すみませんね、お名前は?ご住所と合わせて教えて貰えればあとでお詫びの品でも送ります。病院に行かれるなら治療費もね」それが目的なんだろ? 男はニッコリした。「ま、それでいいけど暫く付き合ってよ。話題
    にゃんこ  [1,404]
 
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