官能小説!(スマートフォン版)

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輪廻の投稿された作品が81件見つかりました。

 
  • もうだまされないっ! #2

    わたしは『彼』の話は友達にはしない。わたしの密かな楽しみにしているからだ。なんと言っても、『彼』は、¨可愛い¨のだ。きっと下級生だから出会わないのだろう。愛らしい瞳、サラサラの艶髪、たまについている寝グセ、少し突き出たのどぼとけ、咳払いをした時に漏れる女の子みたいな声、必死に睡魔と戦う様子…。「また顔がにやけてるぞ〜、保月(ホヅキ)〜。この英文の穴埋め、やれよ」「あ!は、はい…」「サヤのやつ、また
    輪廻 [4,853]
  • もうだまされないっ! #1

    わたしの通う高校は、わたしの住む町から少し離れている。わたしは毎朝、学校のみんなより少し早起きをして、電車に乗って通学している。田舎と言えば田舎で、大都会という格好良い表現はあまり似合わない、そんな町。車両が空いている早朝の電車には、いつも『彼』が乗っている。同じ高校の制服を着た、名前も知らない男の子。『彼』はいつも、うとうとしながら、茶色いカバーのしてある小さな文庫本を読んでいる。その姿は一見、
    輪廻 [5,923]
  • メテオリック・ボーイ 18

    「サヤ…………。もっと、キミらしい"解決策"を探そう。きっと、この学園都市の構想は、あの男子たちみたいな奴らを"排除"した街のことなんだと思う……。キミに心無いことを言ってしまった華宮さんたちも、その対象なのかもしれない。でも……。キミが望んだのは、きっと"こういう"のじゃないだろ?サヤは……そんなヤツじゃないだろ?」俺は、彼女が言葉を発せられないほど涙を流しているのに、"彼女らしい解決策"なんて
    輪廻 [2,510]
  • メテオリック・ボーイ 17

    あの日、デバッガーに選ばれた日。初めて紗弥の顔を見た。その人が差し出したパソコンの画面には、今より少し幼い顔の紗弥が映っていた。「新崎、紗弥。この人から始めるの?」「そうです。彼女を取り巻く問題を解決すれば、ひとまずはこのシステムは効力があると言えましょう。特に彼女自身の問題を解決すれば………」「了解!!とりあえず探し出さないと。会ってみなきゃなんとも言えないな」あのどしゃ降りの雨の日、パソコンの
    輪廻 [2,471]
  • メテオリック・ボーイ 2

    「はぁ!はぁ!はぁ!」「はぁ、はぁ……」男子生徒の言った¨部室¨とやらは、わたしの倒れていたグラウンドの用具室の、ほぼ対角線上に位置していた。「こんな……ヘンな場所に……部室って……あなた…何部なの…?」「ああ…はぁ……。俺。俺は、コンピューター部の部員。これ、タオル使えよ」わたしには理解出来なかった。まず、知っている限りコンピューター部の部室がグラウンドの隅っこにあるわけがないし、そもそもこの部
    輪廻 [4,377]
  • メテオリック・ボーイ 1

    今日このまま、誰にも見つからなかったら、死のう。本気で、ほんとに、本気で、わたしは、思っていたのに…………。「うわっ、マジっ。ちょっ、ちょっと、ちょっと…!!」雨で冷えきった体を揺さぶられる。うっすら残る意識のなか、酷く重たく感じられるわたしの手足は、文字通り鉛のように、重く、とても邪魔に思えて……。「ねぇ、だいじょぶ?おーい」……。とても邪魔に思えて…。きっと、この声の主がいくら力持ちだろうと、
    輪廻 [3,857]
  • ラック・ガール 完

    (………あなたの事ばっかり、見ていたよ……。……私は、あなたに気づかされた…本当は…私……)それから一年後の卒業式。帰り道は、いつものようにのんびりした空模様だった。桜が絵に描いたように咲き誇っている。「私、寂しかっただけなのかな」「……なんだよ急に」「マスターに会えたらね、言いたいことがあるの」「ありがとうは、あの時言ったよな?」「うん。でも、ただのありがとうじゃないんだ。私は、誰よりも幸せで、
    輪廻 [3,486]
  • ラック・ガール #52

    リルナは蹴人がまだ満足仕切っていないことが、見て分かってしまった。「……まだ、足りないみたい…」「…これ以上は。マスターに悪い……。リルナ……だめだ…………」蹴人に這い寄って、ゆっくり彼の体を押し倒してやると、主導権はリルナに移った。「ね………。私に出来ることなら…全部、させて…」「リルナ…っあ……」まだ硬いままの蹴人の熱い肉根を、リルナはゆっくり跨いでから、愛液で濡れきった割れ目にそっと結合させ
    輪廻 [3,840]
  • ラック・ガール #48

    「マスターは、あなたが久波くんの家に行くと決めた日から、あなたに関する全ての記録や生活用品なんかを捨てて、カモフラージュしたわ……。一点の抜け目もない…」マキが温かいココアを二人に淹れてくれたおかげで、二人はなんとか落ち着きを取り戻した。「……だから、金輪際…面会とか、マスターには一切接触は出来ないってことは、分かるわね?」「…はいっ!!」「リルナ…」リルナの表情は落ち込んではいなかったが、涙が止
    輪廻 [2,221]
  • ラック・ガール #47

    「………誰もいないのか……はぁ、はぁ、はぁ」明らかに人気の無い店内は、リルナの慣れ親しんだ光景からは隔絶したものだった。―――いつもならマスターがこのカウンターで…。いつもならあの舞台の上で…。マスター、マスター………――――「リルナちゃん……!」声の主は店の奥から出てきたマキだった。「あなたが久波くんね………。なかなか可愛いイケメンくんね」リルナは『マスターは!?』と口を動かしたが、マキは首を振
    輪廻 [2,427]
 
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