官能小説!(スマートフォン版)

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の投稿された作品が66件見つかりました。

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  • 晴れの日の一日,7

    「あら、克巳おかえり。」母さんの声も耳に入らず、二階にある自分の部屋に駆け込んだ。最悪だ。俺、最低だ。夏輝さんの事、兄弟として好きなんじゃなかった。一人の人間として、恋愛感情で好きなんだ。夏輝さんがキスするとき、夏輝さんが俺意外にキスするのが嫌だった。夏輝さんにキスなんてされた事もした事もないけど。兄弟なのに……、夏輝さんは俺の事、弟として可愛がってくれてるのに。それなのに、俺は。夏輝さんにキス
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  • 晴れの日の一日,6

    なんで…?なんで…?「知り合い?」「…うん、ちょっと。………ごめん俺帰るわ。急用できた。みんなにも言っといて。じゃあ。」「えっ!ちょっと克巳くん!?」なんでだよ。なんで夏輝さんが女と…。ていうか…なんで俺、こんな苛々してんの?おかしくない?別に夏輝さんに彼女がいてもいいでしょ。夏輝さん顔もいいし、性格もいいし、そりゃ女ぐらい居てるでしょうよ。なんで俺…こんな泣きそうなんだろ?夏輝さんの事どんだけ
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  • 晴れの日の一日,5

    「ねぇ、克巳くんって歌上手なんだねぇ。」「そうでもないよ。普通だろ。」茶髪にふわふわの巻き紙の女の子。さっきからやたらベタベタしてくる。…はぁ、早く終わんねぇかな。「よし、じゃあそろそろ出ますか!」あれから三時間。…やっと解放される。「ねぇ、これからみんなでご飯行かない?」「ぉ、いいね〜。行こ行こ♪」……勘弁してくれ。カラオケを出て店までの道を歩いてると、またさっきの子が近付いてきた。「克巳
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  • 晴れの日の一日,4

    夏輝さんと別れて朝から煩い教室。さっきまでの夏輝さんとの時間が恋しい…。「おはよー克巳!なぁ…今日放課後カラオケ来てくんねぇ?」「あ〜、パス。用事あるから。」放課後は夏輝さんと二人で帰れる貴重な時間だから無理。「なんとか頼むよ〜。お前来なきゃ、女子来てくんねぇの。」「無理だって、行かねぇ。」「…俺、お前に三千円貸してたよな?」「…………。」「あれ、チャラにしてやるから来てくんねぇ?それかぁ…今返
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  • 晴れの日の一日,3

    「克巳ー!早く支度しなさーい!夏輝くん待ってくれてるわよー!」「分かってるよ!もう行くってば!」あれから母さんはめでたく再婚した。「お待たせしました!」そして夏輝さんとは1つ屋根の下で暮らしている。「いいよ、じゃあ行こうか。」「はい。」夏輝さんの声は柔らかくて、優しい。声だけじゃない、性格もすごく優しくて、でも時々男らしくて、自慢の兄さんだ。「敬語。いいって言ってるのに。」「あ…ごめん。つい」「
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  • 晴れの日の一日,2

    『初めまして、克巳くん。』爽やかで、真面目そうで、第一印象は悪く無かった。『息子の夏輝だ。』ただ連れて来られた息子、夏輝さんの印象が強すぎて、どうでもよくなってしまった。『初めまして夏輝です。よろしくお願いします。』そう言って、俺と母さん二人に頭を下げた。サラサラの黒い髪からは微かに、いい香りがした。『克巳くんは高校一年生だそうじゃないか。良かったな夏輝、これからは一緒に通えるじゃないか。』『そ
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  • 晴れの日の一日,1

    雲一つ無い真っ青な空。俺に兄弟が出来た。『克巳、紹介したい人がいるの。』今まで16年間たった1人で、俺を育ててくれた母さんがそういった。『その人ね、克巳より2つ上の子供がいるの。』反対するつもりは、勿論なかった。『今度みんなでご飯食べに行かない?』ただ幸せになって欲しかったから。『うん、いいよ。俺も会ってみたい。』ただそれだけだった。
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  • 虹色マカロン,3

    「俺はもう抜けてきたけど…一也は?誰かと一緒だろ?」小首を少し傾ける仕草が、可愛くて可愛くて仕方がないなんて。「いいよどうせ早く抜けたかったし、連絡だけしとく。」「じゃあ、2人で何処か行こう?一也の事知りたい。」そう言って微笑む満は俺にはとても妖艶に見えた。「俺も…満の事知りたい。何処行こうか。俺の家は遠いしな…。」近くにホテルがあるのは知ってるけど、ホテルは嫌だった。俺は満とセフレになりたい訳
    なつき  [3,893]
  • 虹色マカロン,2

    目が合った。どうしよう、、、でも綺麗な顔だな。黒髪が風にフワフワ揺れてる。無意識に見とれていると、そいつの口の端が柔らかく弧を描いた。その瞳に俺を写しながら。少しずつ縮まる距離。俺は固まったまま。満と呼ばれていた男がゆっくり一歩一歩近づいてくる。そして、ピタリと歩みを止めた。俺の前で。「俺の事、好きになった?」「…うん。」あまりに突拍子なくて、咄嗟に肯定してしまった。「ほんと?やったね、俺もあ
    なつき  [4,303]
  • 虹色マカロン,1

    キラキラ光るサラサラでフワフワの黒髪に見惚れたのは去年の春だった。大学のサークル仲間と花見に来ていた。酔いも良い感じに回って、みんなのテンションも上がってきた頃、「俺トイレ行ってくるわ〜」「場所わかるぅ?高見くん良かったらアタシ案内するよ?」「なんだよ高見ばっかずりぃ!俺んときそんなん無かったんですけど!」「当たり前じゃん、あんたと高見くんじゃ違うでしょ。」「大丈夫ありがとう、じゃね。」「行って
    なつき  [4,486]
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