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輪廻の投稿された作品が144件見つかりました。
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潤沢な愛‐10
夜通し降り続いた雨は、翌朝には路面に雨跡だけを残し止んでいた。かなり太陽が射し込んできていたため、少年は眩しさのため目を覚ますしかなかった。少女はまだ、少年の大きめの服をパジャマ代わりに眠っていた。ブランケットをかけ直してあげると、少女はどこか嬉しそうな顔をした気が、少年にはした。起こさぬようそっとベッドから起き上がり、ココアを淹れようと少年は台所に向かった。少女は物音で目を覚ました。酷く体が重
ピューマ [2,408] -
潤沢な愛‐9
少年のそれは少女の想像以上の太く、硬く、熱いものだった。身ごもっていることを忘れそうになるくらい、少女は喘ぎ乱れた。「はぁあん…!あっ!あん!!」「ほら!僕の何が入ってる?」「ぃ……あなたの、あなたの、ペニスがぁ!私の中に…!!!」少年は一気に勢いを増し、少女もそれに応じるように出来る限り少年の体にしがみついた。「イ、イクッ!!イク!あぁあ!!激しぃよぉ!!」「んぅ…!くっ、あ!ああ!!!」絶頂
ピューマ [3,303] -
潤沢な愛‐6
「だめ、ゆっくりね…」少年は先ず、舌で濡らし始めた。「……、濡れてるね」少年を初めて見た時のように、少女は顔を赤らめた。「ん…」少年の舌が少し触れた。「…!」少女は声をあげまいと自分を律した。「……!…!ーーーッ!」どんどん溢れていくのが自分でも分かり、少女はどうしようもなくなった。舌が出し入れされる度、少年の瞳がこちらを捉えているのを確認し、少女は苦悶の表情を浮かべた。「ーーーィっ……イ、イき
ピューマ [3,752] -
潤沢な愛‐5
「あなたってそうやって女の人を口説くの?」「口説かないよ、すぐに告白してフラれる」少女は涙を拭って、笑った。「少なくとも、私は口説き落とされたけど」少年は笑った。少女は濡れた衣服を着たままだった。「ベッド…ごめんなさい。濡れてしまって…」二人はもつれながら、ベッドに横たわった。「僕の方こそ。勝手に着替えさせるのは失礼だと思って」少年の指が濡れた少女の髪を撫でた。少女は緊張して目を背けた。「やっぱ
ピューマ [3,445] -
潤沢な愛‐4
外の雨は勢いを取り戻していた。少女は自分のこれからよりも少年と過ごせる今に浸っていたかった。少女は独り言のようにつぶやいた。「ずっとこうしてたい」少年も応えて、つぶやいた。「そうだね」ギターを丁寧にしまうと、少年は温かいココアを淹れてくれた。「苦いのは嫌いなんだ。君は?」「私も」二人は不思議な感覚に陥った。まるで今までこうしていたように、お互いの名前も年齢も、何もかもを聞かないまま打ち解けた。「
ピューマ [3,222] -
潤沢な愛‐3
少年は驚いたが、少女の無邪気な泣き顔に優しく微笑んだ。「苦しくない?」少女は、ごめんなさい、ごめんなさいと謝るだけだった。少女は上半身だけ起こし、少年を自分が横たわるベッドに座らせた。「お腹に、赤ちゃんがいるの」少年は瞳を揺らさず見つめ返してきた。「大好きな人の赤ちゃんなの」「大事にしなくちゃじゃないか」少女は俯いた。「昨日、赤ちゃんがいるって、分かったの」「うん」「でも、でも私の大好きな人はこ
ピューマ [3,127] -
潤沢な愛‐2
少女は身体が酷く重いと感じた。額にはお絞りが乗せられていた。ギターが頭の上で聞こえる。心地良いアコースティックの音色に少女は身を委ねた。少女は昨晩の出来事から目を背けるため必死だった。起きれば自分の事を訊ねられる。そうすれば答えなければならない。ふと、音色が止んだ。少女の眼前に少年が立った。少年は見た目よりも年齢は上だが、少女には自分と同い年だと思えた。「大丈夫?」少年はその声も少年だった。少女
ピューマ [3,404] -
潤沢な愛‐1
少女は立ち尽くしていた。行く手の道には転々と黒く染みが落ちていた。少女の頬に、道に落ちる筈の雨粒が落ちてきた。少女は立ち尽くしていた。その場には少女以外立ち入れないかのように、他に人陰は無かった。雨粒が少女の身体を洗い始めた。少女もまた瞳から涙を落としていた。雨は刻々と激しさを増した。少女の耳には雨音が聞こえるだけだった。しかし、少女には直ぐに違う音が混ざってっている事がわかった。(ギター……?
ピューマ [3,831] -
妹は芸能人 3
そうしてミキが帰る頃にはすっかり日も暮れていた。ミキは今度、時間が出来たら旅行にでも行こうと笑顔で去っていく。僕はたまらなく切なくなった。ミキに会えなくなるのもそうだが。妹と二人きりになってしまい、人恋しさがすべて妹に向いてしまうからだ。「ただいま、兄ちゃん…?あ、起きてる。」「結(ユイ)、お疲れ様。」僕の名前が優(ユウ)、妹の名前は結(ユイ)だった。「珍しいね、こんな遅くまで起きてるなんて。明
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妹は芸能人 2
「ユウくん……はぁ、はぁ、なんか…今日、激しい…。」「ミキ……好きだ…。」妹はほとんど家にいない。両親はついこの間母が亡くなってしまい、ショックからか父も入院してしまった。僕は自分に休みが出来れば家にミキを呼んで人恋しさを埋めていた。「あ、あ…んん……ユゥ…く…ぅん!」彼女も満更ではなかった。休みが出来ればと言っても数ヶ月に一度。ほとんど会えない中でも僕たちは会えばお互いに求め合いたくなっていた
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