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ボーイズラブに含まれる記事が1120件見つかりました。
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俺の生きる意味 16
『…………んっ…』 俺が目を開けるとぼやけた視界に蒼星が映った。 「秋仁……大丈夫か?」 蒼星は心配そうに俺を覗き込んだ。 俺は頭がぼーっとしたままだったから返事の代わりに手を軽く動かした。 それに気付いた蒼星は俺の頭を撫でた。 「今日はいるからもう少し寝てろ」 そう言って額にキスをした。 それが何故だか安心できた。 だから身を預けるように俺はまた眠りについた。
龍 [1,058] -
俺の生きる意味 15
『何って走ろうかと』 俺が普通に答えると蒼星は固まった。 その様子を見ていたら急に息苦しくなった。 「おい!」 そのことをいち早く理解したのは蒼星だった。 俺は何が起こってるのか理解出来なかった。 というか理解する前に苦しみで蒼星にすがることさえ困難だった。 意識がなくなる直前 「だから寝てろって言ったのに!」 と怒鳴られたことははっきり覚えている。
龍 [1,018] -
俺の生きる意味 14
少し飲むのを躊躇ったが一応医者だからと思って飲んだ。 「よしよし!いい子だ」 そう言って俺の頭を撫でた。 「今日は寝てなさい。」 と言いながら自分もベットに入った。 『なんでお前が寝るんだよ!』 俺が寝転ぶと蒼星は布団をかけた。 「最近忙しかったから寝てないんだ。」 そう言って目を閉じた。 しばらくして蒼星が寝たのを確認すると俺は布団から出た。 外に出たくなったからだ。 外に出ると久々で軽く体を
龍 [1,038] -
トライアングル 31
連理の部屋で、キスしながら浮かされたように俺たちは突き進んでいた。 慣れた連理に任せればいい 俺を押し流して。 「琉聖…」掠れた声で名前呼ばれる。 「忘れよう…全部、捨てよう…連理、連理、お前のことが好きになりたい」乾いた声で笑われて、身体が熱くなる。 欲情のみが脳を支配する。 「あ」たくしあげられたシャツ。動き回る舌。時々、唇から漏れる吐息…仄暗い連理の両目…濡れた指…。 「れ…ん…」欲望の中心
にゃんこ [1,488] -
トライアングル 30
普通に学校に行く。 もう何だか全部どうでもいいから別に臆したりしない 静留とは全く話さない。 何かを訴えるような眼差しを視界の端に捉えつつ完全に無視していた。 怖かった。 あの目と向かいあう勇気はなかった。 きっとこの先、一生ない。 「具合、おけ?」連理が近づく。「おけ…かな。うん」ほっとする。 「顔色、あんま良くない」「どうでもいいよ」連理をじっと見つめる。 年上の女に本気で恋してズタズタになっ
にゃんこ [1,164] -
トライアングル 29
ずーっと抱き合って、それから離れた。 「ごめんな、色々」「本当になあ〜借りは返して貰うからな」口調とは裏腹に、優しい手つきで頭撫でられる。 「サンキュー」「まあ、あれだ。気にすんなよ」…気にすんなって状況じゃないんだけどねww 「今日は帰すけど、今度あんまり落ちてたら、俺、我慢しないかんな」「…エロ」傷の舐め合いがなんだっつーの。 ダメって言われる筋合い誰にもない。 舐めて楽になれるなら、上等じゃ
にゃんこ〜mixi募集記入してますww [1,154] -
トライアングル 28
俺たちより、もっとしんどい恋愛してるやつがいる。 とか 自分ばっかり不幸背負ってないで前を見ろ。 とか わかってるけど、意味ないとしか思えない。 他と較べたら楽になんのかい? もっと上手に人生選べる様になんのかい? なんねえよ。 「こーゆーのが、傷の舐め合いってのかね?」連理と強く抱き合いながら俺は「間違いなく」と答えた。 当たって砕けろって言われたことありますか?恋愛してるダチに、ダメもとで告白
にゃんこ [1,098] -
トライアングル 27
泣いて泣いて、号泣ってこういうことかってくらい泣いて、ようやく枯れた。 もう空っぽな気がする。「嫌われた方が楽なんだ。俺、どうしたらいい?嫌いになる方法教えてくれよ!?なんであいつ、男なんだ、なんで俺はあいつがこんなに好きなんだ」「なんでだろうねえ…」ゆったり、連理が呟いた。 「お前って本気で恋したことないの?」噛みつくみたいに出た言葉に連理は微笑んだ。 「あるよ」その笑顔に、俺は驚いた。 あんま
にゃんこ [1,117] -
トライアングル 26
ゆっくり起き上がる。 まだ世界が回ってる。 信じらんない気持ち悪さ。 「吐きそう」「いいよ、その辺で吐いても」できるか。 連理は静かに横に座った。「お前倒れたんだよ、気を失ったやつ初めてみた」気を失った? 「なんで?」俺の質問に連理は笑って 「お前じゃないからわかんねえよ、ばか」そっか。 あ、俺…静留に… 「大嫌いっつったな…」連理はため息をついた。 「お前って本当にエゴイストだよな。あれはね
にゃんこ [1,119] -
トライアングル 25
静留は息をついで、俺たちを見つめた。 「複雑っていうよりは…怖いんだ。やっぱり理解、できないんだ…お、男同士っていうのが…俺、慣れてないし、慣れればきっと…」「もういい!」俺の声が他に誰もいない教室に響いた。 硝子みたいに落っこちて、そこらじゅうに破片が散らばったみたいな瞬間。 静留は後ずさった。 「気持ち悪いなら悪いってはっきり言え。応援するなんて綺麗事だったって言えよ。男同士なんか気色悪いんだ
にゃんこ [1,066]