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ボーイズラブに含まれる記事が1120件見つかりました。
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さよならは五分前 23
叩きつけられたドアを、しばらく見つめて、海斗は外へ飛び出した。 一人にさせておけない!!俺はバカだ! どこだ? どこにいるんだ! 物音ひとつしない世界で、道路に佇んで…あのコンビニへ駆け込むも誰もいない なんで泣いたんだ、簓。振り向いた顔は傷ついていた。 わからないことばかりだ、なんで泣くんだ。 「簓!!」大声で叫んで、とにかく走って、捜し回った。 考えてみれば広い世界で、向こうに会う気がなけれ
ゆーこ [1,167] -
さよならは五分前 22
「簓」顔をあげない。 映らないテレビを見ている 「おい」簓は微動だにしない。 海斗は苛立ちが爪先からジリジリと上がっていくのを感じていた。 「こっちみろ」細い肩。白い肌。 この世界でより痛々しいその身体。 それを汚したのが自分だと気づいて痺れるような罪悪感が心を切り裂いた。「ごめん」青白い顔には表情がない。ただ、ゆっくりした動作ではじめて海斗を視線に据えた。それだけで喜びが沸き上がった。 それと
ゆーこ [1,174] -
さよならは五分前 21
「…一生口を聞かないつもりかな?」海斗はコンビニの弁当を食べながら、リビングのソファーに腰かけている簓に声をかける。 あれから、体感的には多分5日…それ以上は経つ。 相変わらず暗闇。 相変わらず時は動かない。 そして簓はあれっきり一言も口を聞かない。 まあ、無理ないか。 レイプに近いからな。 …いや、レイプか。 だが、不思議なのは簓が出ていかないことだ。この世界に俺たちしかいないのなら、家なんて
ゆーこ [1,335] -
セタンスクレ9
『黒川はいつも佐木君を怒鳴ってるが…まるで成長してないようだな』社長室に呼ばれ入るなりそんな話をされた。『うちとしては避けたかったけど…やる気がないなら仕方ないな。佐木君には僕から話すよ』『…クビって事ですか?』焦った。俺もまだ謎なまま佐木の滅茶苦茶な話を社長に話してみたが『部下が可愛いのは分かる』なんてまるで信じてはくれないまず可愛いわけねぇあんな野郎。でもやれば出来るのは知ってるんだ。俺はと
イサヤ [1,720] -
セタンスクレ8
簡単な仕事もロクにこなせない常にヘラヘラやる気もないチャラチャラした図体デカいだけの冴えないバカ男。ずっとそう思ってた。佐木の異常に気付いたのはアイツに振り分けしたある得意先の社長と会った時。元々俺が担当だった場所を完璧に佐木に移したので数ヶ月直接話すことはなかった。確か年内の挨拶回りで久々に顔を合わせた時だったと思う。『素晴らしい人材が増えたね』『そんな事ありませんよ』なんて会話をしながら俺は
イサヤ [1,700] -
さよならは五分前 20
海斗の荒い動きに、悲鳴もでない。 簓はうつろな頭で否定していた。 この状況の全てを。 こんなの現実なわけ…ないよ…。 でも苦痛の向こうに垣間見える快楽の波が、自意識を飛ばしていく。 嫌だ、こんな…。 「簓…」掠れた矢倉の声を背中に聞き、憎いと同時に刺すような痛みが襲う。 …それと、快感が。 挿入される度、痺れるような気持ち良さで頭がおかしくなりそう。 女みたいな、情けない声は本当に自分のもの?
ゆふこ [1,328] -
さよならは五分前 19
無抵抗、というより諦めの極致な状態の簓を容赦なく攻める。 揺すった部分から透明な液体が零れる。 まさか男のを舐めたりするようになろうとは、なんて客観的な自分もいて目が笑ってしまう。 「や…だよっ」口だけだね、簓。 首筋にキスしながら、淫らな指はやり放題。 大人のテクニックに抵抗出来るわけないだろうが。 可愛い声で泣きながら、背中のけぞらせる。天然でエロイね。 「入れたいな」耳元に囁くと 「…ろす
ゆふこ [1,394] -
セタンスクレ7
所長の言葉を無視して俺は彼を抱き上げ、先程あんなに嫌がって飲まなかったコップを渡した。「佐…木…っ」「はい?水飲めました?」「飲める…わけ…ね…だろ…っ」「じゃあやっぱ…俺が飲ませましょうか?」「っ…」いらない世話だとでも言うように震える手で所長は無理矢理水を口に含む。さっきからつらつら零れてるんだけど上目に見るとめちゃくちゃエロい。それを盗み見しながら俺はシャツ越しに所長の乳首に噛み付いていた
イサヤ [1,959] -
セタンスクレ6
黒川所長はいつも怒るとき凄い勢いで俺を睨み付ける。『すいません』なんて言いながら腹の中で俺はもっと見て欲しいその瞳でそう思ってた。「…お前、何してるのか分かってんのか」弱ってる人間にこんなことすんのってやっぱ卑怯だよなぁ。「おい」まぁそんなん知らねぇけど「分かってます。」首筋に唇を落とす「分かってねぇ」舌を這わせると所長は少しピクリと動いた「分かってますよ。俺クビ切られますよね?部下に襲われたな
イサヤ [1,879] -
セタンスクレ5
「お前が居酒屋入るの見えたから、良い機会出し詫びようとしたんだ。…なのにお前は呑気に俺の事、鬼畜だとかトラウマもんだとかしまいには、顏も見たくないとか言いやがるし…」え?嘘…俺。そんな事言ってたっけ…ヘコんでたし、適当言ってただけに記憶が無い。「…それ顏も見れないの間違いじゃ…」うん。次会う時どんな顏して会社行けばいいんだろうとは思ってたし…「別に良いよ。お前、俺が嫌いなんだろ?」………………ち
イサヤ [2,060]